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手塚治虫作品の「短編集」漫画ランキング


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「鉄腕アトム」「ブラック・ジャック」「ブッダ」「奇子」など数々の名作を残し、“漫画の神様”と呼ばれた手塚治虫さん。命の灯が燃え尽きるまで作品を描き続けていました。その作品数は、細かいものも含めると700タイトル以上あるそうです。

全作品でのランキングにすると、超有名どころがランクインしそうなので、今回は“短編集”に絞って、ブックオフオンラインの人気ランキングをご紹介します。

第1位 『メトロポリス』

メトロポリス』(角川書店)

「メトロポリス」「ふしぎ旅行記」収録。

~あらすじ~

太陽黒点から放出される放射線を利用して、人造タンパク質から人造人間ミッチイを誕生させた秘密組織レッド党。ミッチイを造り出したロートン博士は、レッド党がミッチイを悪用しようとしている事に気づき、ミッチイを連れて逃げるが、見つかり殺されてしまう。そこに居あわせた探偵ヒゲオヤジはミッチイを連れ帰り、育てることに。自分を人間だと思い込んでいたミッチイは、ある日、自分は人間ではないこと、悪の利用のため造られたことを知り、復讐をする。

1949年に発表された手塚治虫さんの初期代表作です。科学の進歩と人間の倫理・道理について真正面から提言しているように感じ取れます。

この『メトロポリス』は、『ロスト・ワールド』、『来るべき世界』とともにSF3部作と呼ばれる内の1つです。

ちなみに人造人間ミッチイは、なんとアトムのモデルだそう。ミッチイは他にも、アトムのお母さん役や、『リボンの騎士』のサファイヤのモデルにもなったキャラクター。おなじみのキャラクターが他の作品に出ているのも手塚ファンには嬉しい見どころですよね。

2位 『手塚治虫医療短編集 Another side of BLACK JACK』

手塚治虫医療短編集 Another side of BLACK JACK』(秋田書店)

「ガラスの脳」「白い幻影(しろいまぼろし)」「嚢(ふくろ)」「夜よさよなら」「新・聊斎志異 お常(しんりょうさいしいおつね)」「サスピション P4の死角」「帰還者」「蛸の足」「原人イシの物語」「ダリとの再会」「ジキル博士とマンガ氏(エッセイ)」を収録。

こちらの漫画は、ブラック・ジャックの原点といわれる医療もの短編集で、医学博士号を持つ手塚治虫さんの知識が詰まった、感動・ユーモア・美しさなどを感じられる作品です。「嚢(ふくろ)」は、畸形嚢腫(きけいのうしゅ)だったピノコを彷彿させます。

また、「ダリとの再会」は、高齢化社会問題をテーマに、ロボットが人間の看病をするという設定。この作品は1982年に描かれており、手塚治虫さんの時代を見据える先見力にはいつも驚かされます。

ブラック・ジャック好きの方にはぜひ読んでいただきたい一冊。

3位 『手塚治虫名作集3 百物語』

百物語』(集英社)

手塚治虫名作集シリーズ

「百物語」「安達が原」「荒野の七ひき」「ロロの旅路」の4編を収録。

「百物語」は、手塚治虫さんが生涯をかけ描き続けたファウスト3部作『ファウスト』『百物語』『ネオ・ファウスト』の1つです。

ファウスト3部作とは、手塚治虫さんがこよなく愛した文豪ゲーテの戯曲「ファウスト」を題材にした漫画で、漫画家デビュー数年後から、実に40年近くの年月をかけ、描かれた作品です。ですが、『ネオ・ファウスト』は完結していません。

胃癌のため、晩年は病院での生活を余儀なくされていましたが、ベッドの上で最後まで描いていた作品が『ネオ・ファウスト』であり、この三部作は、とどまるところを知らない手塚治虫さんらしい未完の集大成と言えるでしょう。

4位~10位

4位~10位も名作揃い!サイコホラー要素強めが人気!?

いつまでも色褪せない手塚治虫さんの作品は、読み返しても飽きがきませんよね。個人的には、『時計仕掛けのりんご』『ザ・クレーター』あたりが入っているかと思っていました。

読みたいけど、たくさんあって迷ってしまうという方は、ランキングを参考にしてみるのいいですね。

また、膨大な量の手塚治虫作品をリストから選びたい方には、こちらもご用意しています。