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『寄生獣』ミギーの魅力とは?


2014年には実写映画も公開された『寄生獣』。

そのなかに登場するミギーは、好奇心旺盛で勉強家、そしてお茶目な彼は、男性だけでなく、女性にも大人気♪様々なグッズも発売されています。

なぜこんなに人気なのか? 今回はミギーの不思議な魅力について考えてみました。

 

そもそも『寄生獣』とは?

『寄生獣』完全版1巻表紙

寄生獣
岩明均(著)、講談社

『寄生獣』は、謎の寄生生物と共生することになった青年を描いた漫画家・岩明均の作品。

捕食シーンなど、グロテスクで残酷な描写がありますが、環境破壊や人類の実存を問う哲学的なテーマなどが評価されており、現在も人気があります。

 

■ ストーリー ■

突然現れた、人間の脳に寄生して捕食する生物・パラサイト。

ごく普通の高校生だった新一と、脳の乗っ取りに失敗し、右腕に寄生してしまったパラサイトのミギーは、お互いの命を守るため奇妙な共生生活を送ることになります。
しかし、パラサイトたちが起こす事件に巻き込まれていき…――。

 

ミギーの魅力1
和ませるユーモラスな言動

プニプニした体から、カタツムリのように長く伸びた目と、手のような触手が生えた姿が多いミギー。大きなくりっとした目がなんともかわいらしいですよね。

その体は自由自在に形を変えることができ、特に鉛筆を持って勉強する姿や、両手を鎌のように変形させた戦闘形態、マトリョーシカ人形のように分裂している姿などが人気があります。

 

姿だけではなく、その言動も魅力です。

普段は他の人間を犠牲することを厭わない、冷静で合理的なのですが、興奮して体が絡まっちゃったり、新一が手を洗ったときに「シンイチ つめたい」(「寄生獣」1巻 第2話より抜粋)と言ったりと、時折見せるお茶目なところがあります。
シリアスな展開の中、場を和ませてくれる貴重な存在でもありますね。

 

ミギーの魅力2
賢く、強く、頼もしい!

そんなミギーもパラサイト。もちろんかわいいだけではありません。

好奇心旺盛で勉強家な彼は、たった1日で日本語をマスターしてしまう、人間よりも高い知能の持ち主。漫画では、図書館から大量の本を借りてきて勉強をしているシーンもありますね。その知能の高さは戦闘でも重要になってきます。

力技だけに頼らず、状況に合わせて様々な策を練ることができる彼はまさに軍師。特に初期の頃は新一が戦いに不慣れだったこともあり、より頼もしく感じます。

 

また、彼なりに人間を理解しようとしており、作中では“人間”という生き物について語っています。

他の生物から見た人間の姿。考えさせられます。こういった物事を冷静に分析し、判断しているところもポイントですよね。

 

気になるミギー。漫画を読んでみて。

はじめは「きもちわるい」と感じていた人も、最終話をむかえるころにはかわいく見えてくる。そんなミギーの魅力は言葉では簡単に伝わらないかもしれません。

それくらいミギーは深いキャラクターです。

アニメや映画にもなっていますが、漫画でしか登場しないキャラクターやカットされてしまったシーンも存在します。原作を読んだことがない方は、そちらも読んでみてくださいね。