東野圭吾『宿命』あらすじ・内容|最後の1行を、どう解釈する?
更新日:2019/9/25
『宿命』
東野圭吾(著)、講談社
人気作家、東野圭吾さんが1990年に発表したミステリー小説『宿命』。
2004年に藤木直人さん主演でドラマ化もされた本作に、ネタバレなしで迫っていきます。
『宿命』あらすじ
とある会社の社長が、前社長の遺品であるボウガンで殺害される。
この事件の捜査にあたることになった勇作は、学生時代にライバルだった晃彦と再会。さらに自分の初恋の人だった美佐子が、こともあろうに晃彦の妻になっていた。
常に自分の上に立つ晃彦を疎ましく思っていた勇作は、事件の犯人は晃彦だと睨む。奇しくも刑事と容疑者として、宿命の相手と対峙することに――。
『宿命』登場人物
和倉勇作
刑事。瓜生晃彦を学生時代からライバル視している。
瓜生晃彦
医学部で研究をしている。勇作とは学生時代のライバル。
瓜生美佐子
勇作の初恋の人であり、かつての恋人。晃彦の妻となった。
宿命によって結び付いた3人の運命は……
学生時代からライバルだった2人と美佐子が、大人になって再び対峙。彼らの宿命について描かれます。
複雑に絡み合った人間関係と、心理描写が巧みなことは言うまでもありません。登場人物がかなり多いので、一字一句読み逃せない作品です。ぜひじっくり時間をかけて読んでください。
事件の真犯人とは? 学生時代の謎とは? タイトルにある「宿命」の本当の意味とは……?
ラストシーンは、きっとあなたにとって印象的なものになるはずです。
今回ご紹介した書籍
『宿命』
東野圭吾(著)、講談社
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