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東野圭吾『レイクサイド』あらすじ・内容|受験合宿で起きた殺人事件の真相とは。


更新日:2017/7/28

『レイクサイド』表紙

レイクサイド
東野圭吾(著)、文藝春秋ほか

『レイクサイド』あらすじ

中学受験の勉強合宿のために湖畔の別荘に集まった4組の家族。しかしそんな中で、殺人事件が起きてしまう。

子供を守るために、必死で犯行を隠そうとする親たち。しかし、それぞれの思惑が絡み合い、事態は思わぬ方向に進んでいく……。

 

受験合宿中に起きた殺人事件の真相とは……。

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東野圭吾さんの『レイクサイド』は、2002年に刊行された長編ミステリー・サスペンス小説です。2005年には役所広司さん、薬師丸ひろ子さん主演で映画化されました。

中学受験を控えた親子4組が、勉強合宿のために湖畔の別荘にやってきます。
子供には良い学校に合格してほしいと願う一方で、ある者は愛人と妻の確執に悩み、またある者は秘密パーティーをしようと準備を進めるなど、その裏には欲望が……。
そして、ある人物が殺されたことで物語は大きく動き出し、隠していた欲望が暴かれていきます。

 

東野さんといえば、取材に基づいて描き出される緻密な人物描写、心理描写が魅力です。
しかし本作では中学受験を控え、プレッシャーに悩む子供たちをほとんど描写せず、泥沼のような大人たちの様子を中心に描かれています。
しかし、大人たちに関しても詳細な心理描写はなく、状況説明のような描写が続きます。

「登場人物は多いのに、心理描写がない」という異様ともいえる表現が、いっそう不穏さを漂わせているのでしょう。
読み進める間に伏線に気づき、つなぎ合わせていくと意外な結末が待っているはずです。

高学歴社会が招いた弊害、他人を蹴落としてでも、自分の子供の受験を成功させようとする過剰な親心。
殺人事件を通じて社会にも警鐘を投げかけた作品です。

 

今回ご紹介した書籍

レイクサイド』ほか
東野圭吾(著)、文藝春秋

 

ミステリー作品はもちろん、東野圭吾さんの作品を紹介した特集はこちら。