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宮部みゆき著『レベル7』あらすじ・感想


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レベル7
宮部みゆき(著)
新潮社
発売日:1990/09/25

 

 

 

あらすじ

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マンションの一室で目を覚ました男女。一切の記憶を失っていた彼らの腕には「level7」の謎の文字が記されていた。さらに部屋からは札束や拳銃、血の付いたタオルが見つかる。
時を同じくして、カウンセラーである真行寺悦子は「レベル7まで行ったら戻れない」との謎の書き置きを残して失踪した女子高生・貝原みさおの行方を追うが……!?

 

 

事件の真相、そして「level7」の意味とは……。

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『レベル7』は、長編サスペンス小説です。作者は、ミステリーから時代もの・ファンタジーまで幅広い作風で支持される宮部みゆきさん。

宮部さんは1987年『我らが隣人の犯罪』でデビュー以来数々の作品を発表しており、ドキュメンタリーテイストで殺人事件を描いた推理小説『理由』では第120回直木三十五賞を受賞しました。
『レベル7』はそんな宮部作品の中でも比較的初期に執筆され、1994年と2012年にテレビドラマ化もされた作品です。

 

物語は記憶喪失の男女と、行方不明の女子高生を追うカウンセラーの2つの視点から進行していきます。
見知らぬ部屋で目覚めた男女は果たして何者なのか? ストーリーが進むにつれて、彼らはやがて1年前の殺人事件にたどりつきます。

「自分たちは何か事件を起こして逃げているのかもしれない」と思い悩みながら行動を起こしていく男女の様子に、思わずハラハラドキドキしてしまいます。スリリングな展開の末、次第に事件の真相と、「level7」の意味が明らかになっていきます。

さまざまな登場人物が事件に関わり、伏線を回収しながらラストに向けて収束していくストーリーは、まるでパズルのピースがピタリとはまるような爽快感があります。

スピーディーな展開は一気読み必至。宮部作品初心者にもおすすめです。

 

今回ご紹介した書籍
レベル7
宮部みゆき(著)、新潮社

 

ミステリーをはじめ、時代小説やSF作品など、宮部みゆきの作品を紹介した特集はこちら。