ブックオフオンラインコラム

ブックオフオンライントップへ

ブックオフオンラインコラム > 本に出会う > ミステリー小説 > 宮部みゆき『レベル7』あらすじ・内容|謎の文字「level7」とは……?

宮部みゆき『レベル7』あらすじ・内容|謎の文字「level7」とは……?


更新日:2017/6/28

『レベル7』表紙

レベル7
宮部みゆき(著)、新潮社

『レベル7』あらすじ

20170628-level7-miyabemiyuki3

マンションの一室で目を覚ました男女。
一切の記憶を失っていた彼らの腕には「level7」の謎の文字が記されていた。さらに部屋からは札束や拳銃、血の付いたタオルが見つかる。

時を同じくして、カウンセラーである真行寺悦子は「レベル7まで行ったら戻れない」との謎の書き置きを残して失踪した女子高生・貝原みさおの行方を追うが……!?

 

事件の真相、そして「level7」の意味とは……。

20170628-level7-miyabemiyuki4

『レベル7』は、長編サスペンス小説。宮部作品の中でも比較的初期に執筆され、1994年と2012年にテレビドラマ化もされた作品です。

 

物語は記憶喪失の男女と、行方不明の女子高生を追うカウンセラーの2つの視点から進行していきます。

見知らぬ部屋で目覚めた男女は果たして何者なのか? ストーリーが進むにつれて、彼らはやがて1年前の殺人事件にたどりつきます。

 

「自分たちは何か事件を起こして逃げているのかもしれない」と思い悩みながら行動を起こしていく男女の様子に、思わずハラハラドキドキ……。
スリリングな展開の末、次第に事件の真相と、「level7」の意味が明らかになっていきます。

さまざまな登場人物が事件に関わり、伏線を回収しながらラストに向けて収束していくストーリーは、まるでパズルのピースがピタリとはまるように、爽快感を感じられるでしょう。

スピーディーな展開は一気読み必至。宮部作品初心者にもおすすめです。

 

今回ご紹介した書籍

レベル7
宮部みゆき(著)、新潮社

 

ミステリーをはじめ、時代小説やSF作品など、宮部みゆきの作品を紹介した特集はこちら。