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【おすすめしたい!】映画化・ドラマ化したミステリー小説が面白い!


 

こんにちは、小説や漫画の「映画化」「ドラマ化」という言葉に、良くも悪くもすぐに飛びつくカタクラです。

 

ここ数年、東野圭吾さんや湊かなえさんなどの著書が映画・ドラマ化され、注目を集めることの多いミステリー小説。
「メディア化作品の原作」というのも、読む小説を選ぶための一つの基準にしている方も多いのではないでしょうか?

今回ご紹介するのは、メディア化されたミステリー小説のなかでも、特におすすめしたい5冊です。
どの作品にも、まさか、と思うような結末が待っていますよ!

 

ただ家族を守りたかった少年の、孤独な戦い
『青の炎』

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青の炎
貴志祐介(著)、角川書店
2003年映画化 出演・二宮和也、松浦亜弥ほか

こんなにもせつない殺人者がかつていただろうか。
光と風を浴びて、17歳の少年は、海沿いの道を駆け抜ける。
愛する妹と母のために――。氷のように冷たい殺意を抱いて。
人間の尊厳とは何か。愛とは、正義とは、家族の絆とは――。熱き感動を呼ぶ現代日本の「罪と罰」。日本ミステリー史上、燦然と輝く永遠の名作、ここに誕生。(帯より)

湘南の名門高校に通う秀一は、母と妹との幸せな日常を取り戻すために完全犯罪を計画し、実行することを決意するのですが…。

家族を守るために何をすればよかったのかと葛藤し、徐々に追い詰められていく秀一の気持ちが痛いほど伝わってきます!
「人を殺すことはいけないこと」と分かっていながらも、秀一に感情移入し、やりきれない気持ちになっていく自分がいました…。

映画は演出家の蜷川幸雄さんが19年ぶりに映画監督を務めたことで話題となり、主演の二宮さんと松浦さんも、役者として高い評価を得た作品です。

 

主婦たちに目覚めた狂気の果て
『OUT』

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OUT
桐野夏生(著)、講談社
1999年ドラマ化 出演・田中美佐子、飯島直子ほか
2002年映画化 出演・原田美枝子、倍賞美津子ほか

雅子、43歳、主婦。
弁当工場の夜勤パート。
彼女は、
なぜパート仲間が殺した夫の死体をバラバラにして捨てたのか?
たった今、新しい犯罪小説が誕生した!
意表をつく展開、感動の結末!
乱歩賞作家の特別書き下ろし野心作(単行本帯より)

死体の解体シーンはあまりにリアルで、本当に臭いまでしてきそうなほどグロテスク…。読んだ後しばらくは、魚や肉を食べられなくなるかもしれませんのでご注意を。

人間の奥底にある闇を生々しく描いており、終始重い空気が漂っているのに、「怖い、なのに先が気になる!」と、一気に読むことのできる作品です。

女性なら、家庭事情をかかえた4人の主婦が犯罪の深みにはまっていく姿に、恐怖を感じつつも共感してしまうところがあるのではないでしょうか?

 

4人の少年たちが抱える秘密の告白
『ネバーランド』

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ネバーランド
恩田陸(著)、集英社文庫
2001年ドラマ化 出演・今井翼、三宅健ほか

7日間。
少年たちに何が起きたのか。
クリスマス・イヴ。
無人の寮に、帰ることのできない4人の少年が残った。
せつなくほろ苦い青春ミステリの金字塔!(単行本帯より)

4人の男子高校生が、冬休みに寮に居残りし、ワイワイと友情を深める青春ストーリーかと思いきや…。
一人で抱えるにはあまりにも重すぎるトラウマや秘密の告白ゲームに、まだ若いのに、なんてものを背負っているんだ…!と胸がつまりそうになります。

明るい作品とは言えませんが、学園もの特有の爽やかさや、少年たちの持つ透明感を感じることができます。
それぞれの問題を乗り越えようとする少年たちの姿に、思わず応援せずにはいられません。

 

幸せになりたかった一人の女性の壮絶な人生
『嫌われ松子の一生』

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嫌われ松子の一生
山田宗樹(著)、幻冬舎
2006年映画・ドラマ化 主演・映画版 中谷美紀、ドラマ版 内山理名

中学教師だった松子は、ある事件で馘首され故郷から失踪してしまう。そこから彼女の転落し続ける人生が始まっていた。
一方、松子の生涯を辿っていた笙は、殺人歴を持つ男やかつての友人との出会いを経て、松子が小さな幸せを求め格闘した生身の女性だと気づいていく。
運命の波に翻弄され続けた女性の人生の軌跡を描く愛と感動のミステリ巨編!(表紙裏より)

自分の思った通り真っ直ぐ懸命に生きた、一人の女性のあまりに不器用な幸せ探し。彼女の転落していく姿を、臨場感たっぷりに描いています。

人生の選択をしたとき、その選択の責任を取るのは自分自身です。
そのとき自分は正しいと思っていても、それが本当に正しかったのかは、選択したあとでなければわからないんですよね…。

映画では、松子の転落していく様子がとてもコミカルに描かれていました。

 

十五年前のあの日、少女が失った記憶とは…
『眠れる森』

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眠れる森
野沢尚(著)、幻冬舎
1998年ドラマ化 出演・中山美穂、木村拓哉、仲村トオルほか

約束です。
十五年後に、
僕たちの森で
あいましょう。(帯より)

十五年前の一家惨殺事件で唯一生き残った少女が、なくしていた記憶を辿りながら、事件の真相に迫っていく、サスペンスとミステリーが入り交じった作品です。
一体あの日何があったのか?犯人は誰なのか?最後の「そんな!」と思う展開には、誰もがきっと驚くことでしょう。
ドラマのキャッチコピーにもあるように「記憶だけは殺せない」のです。

テレビドラマは、恋愛ドラマが主流だった当時には珍しいミステリー作品でありながら、話題を集め人気作となりました。

本作は、テレビドラマをもとに作られたシナリオ集です。中山美穂さんのインタビューや制作秘話なども、内容と合わせて楽しむことができますよ。

 

過去の名作から自分だけの良作ミステリーを得る!

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新作も多く出版され、ファンの多いミステリー小説。新作ももちろん良いですが、過去の作品にもぜひ目を向けてみてくださいね!

 

今回ご紹介した書籍
映像作品もあわせてチェック!
青の炎』貴志祐介(著)、角川書店
OUT』桐野夏生(著)、講談社
ネバーランド』恩田陸(著)、集英社文庫
嫌われ松子の一生』山田宗樹(著)、幻冬舎
眠れる森』野沢尚(著)、幻冬舎

 

メディア化されたミステリー作品などをご紹介!
今年映像化したものから、過去の名作もそろった特集はこちら。