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【初心者向けガイド】東野圭吾の「加賀恭一郎シリーズ」の見どころとは?


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東野圭吾さんの推理小説「加賀恭一郎シリーズ」をご存知でしょうか?テレビドラマ化された『新参者』を含む全10作品のことで、東野圭吾作品のなかでも刑事・加賀恭一郎は人気のキャラクターです。加賀恭一郎シリーズとはどんな作品か、初心者さん向けに作品解説とおすすめポイントをまとめました!

 

加賀恭一郎シリーズとは?

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加賀恭一郎(かがきょういちろう)シリーズとは、東野圭吾さんがデビュー後の2作目として書いた、1986年5月20日発売『卒業』から始まる推理小説です。シリーズ完結作の『祈りの幕が下りる時』までで、全10作が出ています。

主人公の刑事、加賀恭一郎が探偵役をつとめているので「加賀恭一郎シリーズ」と呼ばれています。なかでも、人形町を舞台にした第8作目『新参者(しんざんもの)』はテレビドラマ化されて、俳優の阿部寛さんが加賀恭一郎役を演じて話題になりました。それ以前には、第2作目『眠りの森』を山下真司さんが演じてドラマ化されたこともあります。

加賀恭一郎シリーズ(文庫版)
加賀恭一郎シリーズ(単行本・新書版)

 

加賀恭一郎ってどんな主人公?

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シリーズ第1作目の『卒業』では、加賀は国立T大学に通っている大学生として登場します。仲の良かった友人のひとり、祥子がアパートの自室で死体となって発見されて、警察は自殺だと処理することに。部屋は密室。本当に自殺なのか、他殺ではないのかと調べ始めるなかで新たな謎にも立ち向かうというストーリーで、加賀は友人思いの心優しい学生として描かれています。

シリーズ2作目以降は、加賀は警察官になっています。大学卒業後に一度は教師になりますが、ある出来事をきっかけに「自分は教師に向いていない」と思ってしまい、教職を辞めて転職したためです。父の職業でもある警察官になってさまざまな事件に関わるようになり、持ち前の鋭い観察眼で手がかりを見つけ出していきます。

加賀自身と警察官の父親は、実はあまり仲がよくありません。母親が蒸発してしまったことをきっかけに疎遠になりますが、加賀の複雑な家庭環境についてもシリーズを読み進めていくごとに明らかになっていきます。

 

加賀恭一郎シリーズの魅力は?

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加賀恭一郎シリーズの魅力は、加賀自身の人間性にあります。推理では冷静さを見せますが、心のなかでは「なぜ犯人は罪を犯してしまったのか」と、動機を知ろうとする姿勢で捜査を行っています。また、加賀恭一郎自身の抱えている謎でもある「親子」がテーマになっていることも特徴で、人情ものとしても楽しめます。有名な『新参者』も人形町という舞台で聞きこみを行い、下町のあたたかさに触れていく場面が描かれています。

東野圭吾さんのシリーズものといえば「ガリレオシリーズ」も有名ですが、科学で謎を解くのが天才科学者・湯川学、人間らしく洞察力で真相に近づいていくのが刑事・加賀恭一郎です。人間ドラマが好きという方には加賀恭一郎シリーズのほうをおすすめします。

 

まとめ

いかがでしたか?『新参者』だったら知っている、読んだことがあるという人も、加賀恭一郎の学生時代や過去の解決事件をぜひ一度読んでみてくださいね。

~シリーズ一覧~
卒業
眠りの森
どちらかが彼女を殺した
悪意
私が彼を殺した
嘘をもうひとつだけ
赤い指
新参者
麒麟の翼
祈りの幕が下りる時

加賀恭一郎シリーズ(文庫版)
加賀恭一郎シリーズ(単行本・新書版)

 

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ライター

ハナノ
ミステリ&青春小説が大好きな20代。読むのも書くのも好きです。好きなジャンルは学園、ホラー、刑事もの。マンガもラノベも読みます。世の中にある面白い本を、もっと広めていくことを目標に記事を書いていきます。