『11ぴきのねこ』あらすじ・内容|世代を超えて愛される人気絵本シリーズの魅力とは
更新日:2017/5/26
「11ぴきのねこシリーズ」
馬場のぼる(著)、こぐま社
『11ぴきのねこ』あらすじ・本内容
とらねこ大将と10ぴきのねこの仲間との物語。
腹ペコの11ぴきのねこが、怪物みたいな魚がいると聞いて、湖にやってきます。みんなで力を合わせて、大きな魚を捕まえます。
みんなに見せるまでは食べないと約束していたのですが……。
シリーズ6作が出版された大人気の絵本
『11ぴきのねこ』は1967年に第1作が発売され、今でも愛されているロングセラーの絵本。馬場のぼるさんの代表作となりました。
1作目の『11ぴきのねこ』が販売された翌年、第15回サンケイ児童出版文化賞受賞。その後、6作にわたり、シリーズが出版されています。
『11ぴきのねことあほうどり』は文藝春秋漫画賞を受賞し、『11ぴきのねこ マラソン大会』はボローニャ国際児童図書展エルバ賞を受賞。
1980年には映画化もされており、とらねこ大将の声をなんと郷ひろみさんが演じました。
著者の馬場のぼるさんは、漫画家出身なので、絵がコミカルであり親しみやすいのが特徴です。
ストーリーの見所は、11ぴきのねこの団結力や、とらねこ大将のリーダーシップ。冒険物語でありながらねこたちの欲深さやずるがしこさが描かれていて、読み進めていくのが楽しくなってきます。
シリーズの中には、絵本にありがちなハッピーエンドだけではなく、最後に大どんでん返しがあり、予想外な展開も。
現在の親世代の子供時代に初版が販売されましたが、読者の中には内容を忘れている人もいるので、親子2代にわたって懐かしみ楽しめる作品です。ぜひ読んでみてくださいね。
人気の作品なのでグッズもあり、カルタやカレンダーなどが出版元のこぐま社から販売されていますよ。
【関連記事】猫好きのあなたへ贈る!猫の絵本10選
今回ご紹介した絵本
「11ぴきのねこシリーズ」
馬場のぼる(著)、こぐま社
読んだことのある絵本や、聞いたことのある絵本などなど。
人気シリーズや定番作品を知りたい方はこちら。