【80~90年代】懐かしのヤンキー・不良漫画|スカッとしたいときにおすすめ!
更新日:2018/10/11
学園ものの漫画には、恋愛・ミステリーなどさまざまなジャンルが存在しますが、なかでも手に汗握る「ヤンキー漫画」が好きだ! という方も多いのではないでしょうか。
2018年10月からは、80年代後半~90年代に連載されたヒット作『今日から俺は!!』が、賀来賢人さん主演でドラマ化され話題となっています。
そこでここでは、『今日から俺は!!』を含む、80~90年代に連載された、ヤンキー・不良漫画をピックアップしてご紹介します。
「なんとなく気分が晴れない」「スカッとしたい」というときにピッタリですよ! ぜひチェックしてみてくださいね。
『今日から俺は!!』
『今日から俺は!!』
西森博之(著)、小学館
主人公の三橋貴志は、転校をきっかけに金髪にし、「今日からツッパリとして生きる」ことを決意。そしてもう一人の転校生でトンガリ頭の伊藤真司と出会い……。
累計発行部数が4000万部を超える、80年代後半~90年代を代表するヤンキー漫画。いわゆる「高校デビュー」をした2人が、県内で最強の不良として名を馳せていく物語です。
ヤンキー漫画というと暴力描写が重視されることもありますが、本作では随所にギャグが盛り込まれており、非常にコミカルに描かれています。
読んだことのない方は、ドラマとあわせて原作漫画をチェックしてみてはいかがでしょうか?
『クローズ』
『クローズ』
高橋ヒロシ(著)、秋田書店
主人公の坊屋春道は、「カラスの学校」と呼ばれ、不良が集まる鈴蘭高校に転校する。そこで春道は、激化していた板東一家と海老塚三人衆の抗争に巻き込まれ……。
本作は、登場人物が全員男というかなり骨太なヤンキー漫画。学校生活よりも、喧嘩や遊びがメインに描かれています。
現実ではありえない春道の圧倒的な強さは、見ていてとても爽快です。
気に入った方は、『クローズ外伝 リンダリンダ』『クローズZERO』といったスピンオフ作品も読んでみてくださいね。
『ろくでなしBLUES』
『ろくでなしBLUES』
森田まさのり(著)、集英社
喧嘩には強いが、能天気で涙もろいという一面がある人情派の前田太尊(たいそん)。帝拳高校に入学し、ボクシング世界チャンピオンを目指している太尊だが、さまざまな事件に巻き込まれ……。
太尊が仲間達と一緒に、校内や他の高校の強敵たちと競い合い、抗争を繰り広げていきます。
本作は喧嘩だけでなく、ボクシングやギャグといった多彩な引出しを持っており、キャラクター一人ひとりの個性も光る作品です。
全42巻とかなりボリュームがあるので、どっぷりヤンキー漫画に浸りたい方におすすめですよ。
『湘南純愛組!』
『湘南純愛組!』
藤沢とおる(著)、講談社
「鬼爆コンビ」と呼ばれている、鬼塚英吉と弾間龍二。極東高校を支配していた2人だったが、ヤンキーをやめて一般人になるため、自ら偽装工作をして退学通告を受ける。
紆余曲折を経て、男女共学の高校に転校するのだが……。
本作に登場する鬼塚英吉とは、ご存知『GTO』の主人公・鬼塚英吉です。
本作は喧嘩や抗争の絶えない普通の不良漫画とは違い、童貞を早く捨てたい主人公たちの恋愛模様も描かれます。なにかとトラブルに巻き込まれる2人は、どうなってしまうのでしょうか……?
続編にあたる『SHONANセブン』や、鬼爆コンビの中学時代を描いた『BAD COMPANY』などもあわせて楽しんでくださいね。
『ガクラン八年組』
『ガクラン八年組』
しもさか保(著)、リイド社ほか
横浜市内にある、有名私立高校「地蔵堂学園」が舞台。
留年が続いて8年生となった、番長集団の西条大鉄・山崎平九郎・原田力の3人が、真の男を目指し日々精進する物語です。
序盤は学園ものの色が濃いですが、話が進んでいくにつれて悪の組織などと激しい抗争を繰り広げるバトル漫画に変化していきます。
徐々に敵が巨大化。番長集団もまた超人化するなど、破天荒すぎる驚きの展開から目が離せませんよ!
連載開始が1981年で絵柄はレトロではありますが、熱い戦いの数々は今も色あせることはありません。硬派な不良漫画を楽しみたいときにぜひ読んでみてください。
『BOY』
『BOY』
梅澤春人(著)、集英社
世界征服という野望を持っている高校1年生の日々野晴矢と、晴矢と同じクラスで画家を目指す岡本清志朗、そしてバンドマンの一条誠。性格も生き方も違う彼らが巻き起こすドタバタが描かれた物語。
短期で連載された『HARELUYA』の続編となっており、背中からバットやフライパンが出てくるなど、喧嘩のシーンもコミカルで読みやすくなっています。
また、ヤンキー漫画でありながらロックバンドを結成するという異色さも魅力のひとつです。爽やかな青春ストーリーとしても楽しめますよ。
『ウダウダやってるヒマはねェ!』
『ウダウダやってるヒマはねェ!』
米原秀幸(著)、秋田書店
幼馴染のアキとナオミは、女子にモテるために自分たちの強さをアピールしようとしたところ、番長グループをはじめ、全国で名の知れた天草銀(通称:アマギン)を倒してしまう。
その結果、2人の通う東京桜城高校の名は全国にとどろき、全国の猛者から狙われるようになる。
王道のヤンキー漫画でありながら、超高校級の物語が人気を集めました。悪ガキコンビが喧嘩を重ね、仲間を増やしながら強くなっていく姿は必見ですよ。
個性的なキャラクターと、テンポの良い物語に浸ってみてはいかがでしょうか?
『ホットロード』
『ホットロード』
紡木たく(著)、集英社
14歳の宮市和希が悩みを抱えながら彷徨う中で出会ったのは、16歳の春山洋志。
互いに惹かれあうも、春山が暴走族「NIGHTS」のリーダーに選ばれたことで、2人を取り巻く環境は急速に変化していき……。
10代の揺れる心とせつなさ、そして傷つきながらも成長していく姿が描かれ、多くの女性が涙した感動作です。
少女漫画で暴走族を取り扱った非常に珍しい作品ですが、男性が読んでも楽しむことができますよ。単行本は全4巻なので、さくっと気軽に読みたい方にもピッタリです。
『花のあすか組!』
『花のあすか組!』
高口里純(著)、角川書店
14歳の九条あすかは、夜の歌舞伎町を一人で歩き一匹狼を気取っている。「全中学裏番組織」という裏番組織にいた過去があり、暴力団や暴走族からも一目置かれているあすかだが……。
登場人物はほとんど女性という、不良漫画のなかでも一線を画した作品です。
暴走族との賭けや、東京23区を舞台にした陣取り合戦など、息もつかせぬ展開は読者を圧倒。カリスマ同士の対決や、ファッションセンスの高いイラストは見応えがあります。
『新・花のあすか組!』などの続編も発表されているのでこちらもぜひ。
『やじきた学園道中記』
『やじきた学園道中記』
市東亮子(著)、秋田書店
「やじさん」こと矢島順子と、「キタさん」こと篠北礼子の「やじきたコンビ」。
転校を繰り返しても何故か鉢合わせしてしまう腐れ縁の2人が、さまざまな事件に巻き込まれながらも、互いに協力しあい解決していきます。
ヤンキー漫画というよりは、困った不良や悪党を一掃するべくやじきたコンビが奮闘する現代の捕物帳。性格は正反対ながら、正義感溢れる2人が戦う姿は見ものですよ。
ちなみに用心棒編には、暴走族「ブラック・セレクト」が登場します。
続編となる『八丁堀事始メ』や『やじきた学園道中記II』などもあわせて、気持ちが晴れないときに読むことをおすすめします。
ヤンキー・不良漫画を楽しもう!
ヤンキー漫画は数多くありますが、その中でも特徴的で一度は読んでほしいと思う作品をご紹介しました。
読み応えのある作品ばかりですので、時間を取ってゆっくりと楽しんではいかがでしょうか。
もっとヤンキー漫画を読みたい! という方は、こちらの特集へ。