カメラ・写真がテーマのおすすめ漫画|カメラ好き必見!
更新日:2018/5/21
カメラはお好きですか?
最近はスマートフォンだけでなく、一眼レフなどのカメラを持った人をよく見かけますよね。
ところで、カメラや写真に関する本はたくさんありますが、それらがテーマの漫画があることはご存知でしょうか。
カメラを通して描かれる眩しさや懐かしさ、もろさや儚さ。ここでは、そんなさまざまな人間模様を写しだした「カメラ・写真」がテーマの漫画をご紹介します。
特におすすめしたい作品をピックアップしましたので、カメラ好きの方はぜひ読んでみてくださいね!
とある夏、撮るものと撮られるもの。
『フォーカス&コントラスト』
『フォーカス&コントラスト』
町村チェス(著)、宝島社
写真学校に通うハルは、元スタイリストの友人・きょうちゃんの部屋に入りびたり、彼女の写真を撮っていた。
しかし、彼氏もできて充実した生活を送るようになったハルに対し、きょうちゃんは徐々にやせ細っていき……。
「第5回『このマンガがすごい!』大賞」で最優秀賞となった作品。「ゾーンフォーカス」と「かぜきり団地」の2作品が収録されています。
きょうちゃんへの憧れが徐々に好奇心に変わっていくハル、そんなハルに写真を撮られるたびに壊れていくきょうちゃん。
表紙は可愛らしいですが、人間の光と影を浮き彫りにするような、とても過激なストーリーです。
恋をして、常にあなたが写る。
『恋の撮り方』
『恋の撮り方』
たなかのか(著)、KADOKAWA
全く笑わないことから「凍てつきの女神」と呼ばれるつぐみに、半ば脅迫されて写真部に入部することになったまもる。
先輩たちに、彼女の笑顔を卒業アルバムに残すことを頼まれたまもるは、カメラのファインダー越しにつぐみを追うことに……。
いつもは全く笑わないつぐみが、まもるのファインダーの中でだけでは微笑んでいる。
「恋をするとカメラのフレームにつねに恋をした人が写る」というテーマをもとに、青春時代の一瞬を切り取った、ちょっと不思議なラブストーリーです。
優しくも切ない恋模様が魅力的。いつか2人で一緒に笑えるときはくるのでしょうか?
カメラを持って、東京の名所に。
『東京シャッターガール』
『東京シャッターガール』
桐木憲一(著)、日本文芸社
写真好きな歩がカメラを持って東京の名所を訪ね、写真を撮ったり人々と交流を楽しんだりするショートストーリー集。2013年にオムニバス作品として映画化されています。
しっかりとしたタッチで描かれる東京の名所の数々。読んでいるだけで、本当にそこにいるような気分を味わえる作品です。
実際に存在する名所が登場するので、この漫画を片手に東京めぐりをしながら写真を撮るのも楽しいかもしれません。名所に関する豆知識も豊富ですよ。
石川県金沢市を舞台にした『金沢シャッターガール』もあわせてぜひ♪
夏の北海道が舞台!
『写真甲子園 シャッターガール moment』
『写真甲子園 シャッターガール moment』
MUGENUP(著)、桐木憲一(原作)、小学館
過疎化のせいで廃校寸前の高校で、たった3人しかいない写真部の面々が、全国の高校写真部部員の憧れである「全国写真甲子園」に出場することに!
『東京シャッターガール』の桐木憲一さんが原作を務めている本作。初めての写真甲子園に不安と期待が高まる織江、佳代、正史の青春が描かれます。
作品の中には、全国写真甲子園についてのページもあるので、知識がなくても安心です!
もう一度、情熱を。
『閃光少女』
『閃光少女』
あさのゆきこ(著)、メディアファクトリー
幼馴染みに頼まれるがまま写真部の顧問になった元プロカメラマンの濱野。真っ直ぐすぎるヒカリら写真部の生徒たちに出会い、最初はやる気のなかった濱野も写真への情熱を思い出し……。
挫折を味わい卑屈になっている濱野と比べ、ヒカリたちの姿のなんと眩しいこと! 大人になってなんとなく同じ毎日を過ごしている自分にとって、ヒカリたちの真っ直ぐな姿には見習うところがあります。
写真の基礎や撮り方も学べるので、これから写真を始めたい人にぴったりの作品ですよ。写真を撮ることの楽しさを教えてくれます。
カメラについて語るだけの漫画ではなく、王道の青春コメディとしても楽しめますよ。
退屈な日常は、彼女と出会って変わった。
『彼女とカメラと彼女の季節』
『彼女とカメラと彼女の季節』
月子(著)、講談社
友達同士の小さなたくさんの決まりごとの中で生きているあかりは、そんな高校生活に退屈していた。3年生になり、同じクラスになったユキのことが気になるあかり。彼女は二眼レフを構えており……。
ユキと出会い、集団の一人でしかなかったあかりが変化していく様子や、思春期独特の女の子同士の闇が、非常に繊細に描かれています。
自由奔放なユキに振り回されながらも、彼女に惹かれていくあかり。同性ながらも、それは徐々に恋愛感情になっていきます。
ユキのことが好きなあかり、カメラが好きなユキ、そしてあかりにアプローチをかける野球部の凛太郎との複雑な三角関係も気になる作品です。
なくなりそうなものを撮る写真屋。
『写真屋カフカ』
『写真屋カフカ』
山川直人(著)、小学館
黒いハットに黒いマント。そしていつもカメラを持ち歩く写真屋のカフカ。彼が撮るものは、世の中から消えてなくなりそうなもの――。
『コーヒーもう一杯』などの作者としても知られる山川直人さんの作品。独特なタッチのイラストと奥深い物語が特徴的です。
本作は、写真屋であるカフカのちょっと変わった日常を描いています。
公衆電話や銭湯など、今後なくなってしまいそうなものを撮るカフカ。そのとき関わった人に写真を贈るのですが、その写真には不思議なものが写っており……。
読めばきっと、山川さんの作り出す不思議な世界へ引き込まれます。
カメラを通して写し出される人間模様
「カメラ・写真」がテーマの漫画をご紹介しました。
カメラや写真の知識を学べる作品から、それらを通して描かれる日常を切り取った作品もあります。
気になった作品があれば、ぜひ一度読んでみてくださいね!
今回ご紹介したカメラ・写真がテーマの漫画
『フォーカス&コントラスト』
町村チェス(著)、宝島社
『恋の撮り方』
たなかのか(著)、KADOKAWA
『東京シャッターガール』
桐木憲一(著)、日本文芸社
『写真甲子園 シャッターガール moment』
MUGENUP(著)、桐木憲一(原作)、小学館
『閃光少女』
あさのゆきこ(著)、メディアファクトリー
『彼女とカメラと彼女の季節』
月子(著)、講談社
『写真屋カフカ』
山川直人(著)、小学館
カメラをこれから学びたい人、もっとうまく写真を撮りたい人へ。こんな特集あります!