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「マンガ大賞2018」ノミネート作品|おすすめピックアップ!


1月下旬、「マンガ大賞2018」のノミネート作品が発表されました! みなさまはすでにチェックされたでしょうか?

数多くの日本の漫画賞のなかでも、幅広い年齢層の読者に知られている「マンガ大賞」。『友達に勧めたくなる』漫画をチョイスするもので、大賞に選ばれたものは例外なくヒット作になるという、日本が誇る漫画賞です。

今回のコラムでは、3月下旬~4月上旬の大賞発表を心待ちにしながら、ノミネートされた12作品のうち、個人的におすすめの5作品についてご紹介したいと思います。

 

ノミネート作品一覧

・杉谷庄吾『映画大好きポンポさん』
・大童澄瞳『映像研には手を出すな!』
・堀尾省太『ゴールデンゴールド』
・九井諒子『ダンジョン飯』
・白浜鴎『とんがり帽子のアトリエ』
・コナリミサト『凪のお暇』
・板垣巴留『BEASTARS』
・大今良時『不滅のあなたへ』
・つくしあきひと『メイドインアビス』
・出水ぽすか・白井カイウ『約束のネバーランド』
・猪ノ谷言葉『ランウェイで笑って』
・森田るい『我らコンタクティ』

 

 

Web漫画界で話題!
『映画大好きポンポさん』

『映画大好きポンポさん』
杉谷庄吾(著)、KADOKAWA

イラストコミュニケーションサービス pixivで50万ビュー超えという、Web漫画界で話題となったエンタメコミック。

ジョエル・ダヴィドヴィッチ・ポンポネット(通称:ポンポさん)は、祖父(伝説の大プロデューサー)の強力なコネクションと、映画人としての才能を全て持ち合わせた凄腕プロデューサー。なのに、撮る映画は、なぜかB級お色気アクション映画ばかり。

そんなある日、ポンポさんの助手をつとめる青年・ジーン君は、ポンポさんからある脚本を渡されます。「この映画は君に撮ってもらう」という言葉とともに……。

本作は全体的にコミカルですが、随所で描かれる「創作に対する狂気」は圧巻です。ぜひ緩急のあるストーリー展開をお楽しみください。

 

高校生がアニメを作る!
『映像研には手を出すな!』

『映像研には手を出すな!』
大童澄瞳(著)、小学館
※画像は2巻表紙

アニメ制作×女子高生もの。

高校に入学したらアニメ制作がやりたい!と夢見ながら、一人では踏み出せずにいた浅草みどり。カリスマ読者モデルで、アニメーター志望の水崎ツバメ。金儲けが大好きな金森さやか。そんな3人が出会い、アニメを作るという青春ストーリーです。

本書は素人がアニメをイチから作り上げていく設定なので、アニメの知識がない私でも、「こんな風に作るんだ!」と知識を得ることができ、毎度感心しながら読んでいます。

また、みどりが描く「最強の世界」が形になっていく過程に、心躍る方は多いでしょう。とにかくワクワクさせてくれる一冊です。

また、高校生ならではの「背伸びしたい感」はどこか懐かしい気持ちになります。(「我々は高校生、つまり大人だ!」というような発言など)

 

女性からの共感の声多数!
『凪のお暇』

『凪のお暇』
コナリミサト(著)、秋田書店

ジャンルは、「ミニマムライフ×ラブコメ」。「an・anマンガ大賞」を受賞した作品であり、女子なら「わかる!」と共感できること間違いなし。

大島凪、28歳。口癖は「空気読んでこ」。同僚に仕事を押し付けられても、マウンティングされても、彼氏にとって都合のいい女と知っても、空気を読むためにニコニコ笑顔で過ごしています。

しかしある日、凪は場の空気を読みすぎるあまり、過呼吸を起こしてしまいます。そんな自分に嫌気がさした凪は、会社を辞め、都心2LDKから郊外の6畳一間へお引っ越し。服も家具も人間関係もスッパリリセットして、「お暇」をいただき、まっさらな無職人生をエンジョイすることになります。

「なんもないなら、なんもないなりに楽しんでやる」。凪ののびのびとした節約ライフをたんとお楽しみください!

 

自分たちは、なぜ生まれたのか。
『約束のネバーランド』

『約束のネバーランド』
出水ぽすか(絵)、白井カイウ(原作)
集英社

ジャンルはサスペンス。「このマンガがすごい!2018・オトコ編」でも堂々の1位を獲得した作品です。

主人公のエマは、孤児院グレイス=フィールドハウスで暮らす11歳。ハウスには38人の孤児が住んでおり、エマは最年長。12歳になるまでには、全員が里親を手配され巣立っていくことになっています。

ある日、エマは、巣立ったはずの「コニー」の遺体を見てしまいます。そして、自分たちが「人肉として食べられるため」に生きてきたことをも知ってしまうのです。

それから、エマは、全員が生き残る方法を模索していくのですが……?

構成力、演出力、読んだことのないストーリー展開と、どれを取ってもピカイチの作品です。つい一気読みしてしまう中毒性を備えた作品ですので、読むタイミングにはご注意くださいね。

 

パリコレに出たい! だけど……。
『ランウェイで笑って』

『ランウェイで笑って』
猪ノ谷言葉(著)、講談社

ジャンルは、ファッション×人間ドラマ。

主人公の藤戸千雪は、ファッションの祭典、パリ・コレクションのモデルに憧れる女の子。小学四年生で158cmもの長身、父はモデル事務所の社長、顔もスタイルも抜群と、幼少期から将来を期待されていました。

そして8年後、高校三年生になった千雪の身長は変わらず158cm。そう、千雪は小学四年生から1cmも背が伸びなかったのです……。

パリコレに出るなら最低でも175cmの身長が必要。目指したいものがあっても、生まれ持ったものがそれを許してくれないー。

誰もが抱えるコンプレックスという心理。そのコンプレックスを変えることはできなくても、どうやって克服していくのか。逆境を乗り越えようとする者のサクセスストーリーには勇気をもらえるはずですよ。

 

マンガ大賞2018のノミネート作を読んでみよう

気になったものはありましたでしょうか? 3月下旬~4月上旬の大賞が発表される前に、どの作品が大賞を受賞するか読み比べてみるのも面白いですよ。ぜひ手に取ってみてくださいね。

 

今回ご紹介した漫画

映画大好きポンポさん
杉谷庄吾(著)、KADOKAWA

映像研には手を出すな!
大童澄瞳(著)、小学館

凪のお暇
コナリミサト(著)、秋田書店

約束のネバーランド
出水ぽすか(絵)、白井カイウ(原作)
集英社

ランウェイで笑って
猪ノ谷言葉(著)、講談社

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過去のマンガ大賞作品を振り返ろう!

 

ライター

飯田 萌
フリーランスのライター。一児のママ。出産前まではリクルートで結婚情報誌を担当。現在はWeb媒体にて書籍、音楽、育児など幅広く執筆中。影響を受けた作家は白石一文。趣味はスイーツを愉しむこととドラマ鑑賞。