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歴代「このマンガがすごい!」をランキングで振り返る!


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時は年の瀬――!マンガ好き必見の宝島社4大大賞の一つ「このマンガがすごい!」が今年も発表されました。

私も毎年、「やはりきたか」「そこくるか」のせめぎあいで楽しませてもらっています。これきっかけで作品を知るってことも多いので、やはりマンガ好きとしては見逃せないですよね。

今年の結果については、各ニュースサイトなどでも、あの「悪魔的」な作品のことが記事になっていますし、ここはブックオフらしく懐かし作品に注目してみましょう。題して“歴代「このマンガがすごい!」を振り返る”だ!

 

歴代1位タイトルはなんだったのか?

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まずはやっぱりこれでしょう。歴代1位。「このマンガがすごい」がレギュラー化したのは2006年からですから、昨年までで実に11タイトル×2(オトコ編、オンナ編で1タイトルずつ選ばれるため)の傑作認定がされているということです。懐かしのタイトルがありそうだ。さっそくオトコ編から再チェック!

♦オトコ編歴代1位

2006年 『PLUTO』 浦沢直樹

2007年 『デトロイト・メタル・シティ』 若杉公徳

2008年 『ハチワンダイバー』 柴田ヨクサル

2009年 『聖☆おにいさん』 中村光

2010年 『バクマン。』 大場つぐみ/小畑健

2011年 『進撃の巨人』 諫山創

2012年 『ブラックジャック誕生秘話~手塚治虫の仕事場から~』 宮崎克/吉本浩二

2013年 『テラフォーマーズ』 貴家悠/橘賢一

2014年 『暗殺教室』 松井優征

2015年 『聲の形』 大今良時

2016年 『ダンジョン飯』 九井諒子

オトコ編はこんな感じ。いやーこれは想像してたより懐かしラインナップですね。こうしてみると、2007年の『デトロイト・メタル・シティ』から、2014年の『暗殺教室』までは、2009年の『聖☆おにいさん』を除いて、すべて映画かドラマで実写化してます。アニメ映画化も入れると『聖☆おにいさん』と『聲の形』も含まれてきますので、やはり「このマンガがすごい!」1位は伊達じゃないですね~。

あ、でも『聖☆おにいさん』は先日、実写ドラマ化が発表されたので、また1作実写化が増えますね。すごい。聖人男子2名は誰が演じるのか気になるところです。

続いてオンナ編いってみよう。

♦オンナ編歴代1位

2006年 『ハチミツとクローバー』 羽海野チカ

2007年 『ハチミツとクローバー』 羽海野チカ

2008年 『君に届け』 椎名軽穂

2009年 『坂道のアポロン』 小玉ユキ

2010年 『ちはやふる』 末次由紀

2011年 『HER』 ヤマシタトモコ

2012年 『花のズボラ飯』 久住昌之/水沢悦子

2013年 『俺物語!!』 河原和音/アルコ

2014年 『さよならソルシエ』 穂積

2015年 『ちーちゃんはちょっと足りない』 阿部共実

2016年 『ヲタクに恋は難しい』 ふじた

オンナ編を見るとすぐ目につくのが2006年、2007年で連覇している『ハチクロ』ですね。これは普段いわゆる”少女コミック”をあまり読まない私もコミックスの発売日にゲットしていた作品です。恋愛要素もあるんですけど、それ以上のヒューマンドラマとたまに混ざるシュールなギャグが好きでしたねえ。連覇は他の作品にはないので、これは快挙と言えるでしょう!

ちなみにこちらも「映像化」観点で見てみると、2009年『坂道のアポロン』、2011年『HER』、2014年以降の3作以外は映画かドラマで実写化されています。でも『坂道のアポロン』はアニメ化、2014年『さよならソルシエ』は舞台化されており、オトコ編同様、数多くのタイトルが他のエンタメとのコラボを達成しているといえますね。

そういう意味では「このマンガがすごい!」自体もすごい!といったところでしょうか。

 

ランキング全体を見直し!

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さて、続いては1位以外も私の主観ではありますが、懐かしタイトルを振り返ってみましょう。

今回、改めて、ブックオフオンラインの「このマンガがすごい!」特集ページで歴代の10位までの作品を見直してみたのですが、もう2007年とか2008年あたりは今となっては軒並みメジャータイトルが揃っています。2007年を10位まででみるとこうです。

♦2007年 オトコ編

1位 『デトロイト・メタル・シティ』 若杉公徳

2位 『DEATH NOTE』 大場つぐみ/小畑健

3位 『へうげもの』 山田芳裕

4位 『鈴木先生』 武富健治

5位 『シグルイ』 南條範夫/山口貴由

6位 『わにとかげぎす』 古谷実

7位 『ボーイズ・オン・ザ・ラン』 花沢健吾

8位 『ブラック・ラグーン』 広江礼威

9位 『闇金ウシジマくん』 真鍋昌平

10位 『もやしもん』 石川雅之

♦2007年 オンナ編

1位 『ハチミツとクローバー』 羽海野チカ

2位 『君に届け』 椎名軽穂

3位 『のだめカンタービレ』 二ノ宮知子

4位 『リストランテ・パラディーゾ』 オノ・ナツメ

5位 『舞姫(テレプシ・コーラ)』 山岸凉子

6位 『夏目友人帳』 緑川ゆき

7位 『NANA―ナナ―』 矢沢あい

8位 『フラワー・オブ・ライフ』 よしながふみ

9位 『暴れん坊本屋さん』 久世番子

10位 『高校デビュー』 河原和音

どうですか。この”どメジャー”タイトル揃い。このラインナップの中にも映像化作品がいくつもあり、現在も人気の高いものが多いですし、完結作品もまったく色あせてません。たしかに懐かしいといえば懐かしいんですが、10年経ってますからね。色あせないというのはスゴイことです。

ちなみに個人的にイチオシなのが9位の『暴れん坊本屋さん』。書店員漫画家だった久世番子さんの「書店員コミックエッセイ」で、書店あるあるや書店の裏側がわかる内容は、本好き・書店好きには垂涎のタイトルでした。

1巻を買ったときにドハマリして、そのまま全3巻を買ったんですが、のちに「完全版」や本に関するいろいろなことを扱った「番線」という作品も出まして。有無を言わさず全部買いました。いまでも堂々本棚の一角に鎮座しています。未読の方はぜひ。

ちょっと脱線しましたが、2008年も強力です。オトコ編3位には『よつばと!』、5位に『おおきく振りかぶって』、6位に『GIANT KILLING』。オンナ編には2位『海街diary』、3位『乙男(オトメン)』、4位『フラワー・オブ・ライフ』、7位『Real Clothes』などなど。また読みたくなるような懐かしマンガがモリモリ入っています。

 

ランクイン回数がもっとも多い作家さんとタイトルは?

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最後に、ランクイン回数がもっとも多い作家さんとタイトルも調べてみましたので、ご紹介しておきましょう。調査内容は2006年~2016年まで、「このマンガがすごい!」のランキングで10位までにランクインした回数を集計しました。

♦ランクイン回数が多い作家さん ※( )はランクインした作品数です。

1位 東村アキコ 9回(5タイトル)

2位 よしながふみ 6回(3タイトル)

3位 椎名軽穂 5回(1タイトル)

3位 末次由紀 5回(1タイトル)

5位 ヤマシタトモコ 4回(4タイトル)

5位 羽海野チカ 4回(2タイトル)

5位 荒川弘 4回(2タイトル)

♦ランクイン回数が多いタイトル

1位 『ちはやふる』(末次由紀) 5回

1位 『君に届け』(椎名軽穂) 5回

3位 『かくかくしかじか』(東村アキコ) 3回

3位 『フラワー・オブ・ライフ』(よしながふみ) 3回

3位 『鋼の錬金術師』(荒川弘) 3回

3位 『進撃の巨人』(諫山創) 3回

作家1位の東村アキコさんは5タイトルで計9回ランクイン。『かくかくしかじか』『海月姫』、『東京タラレバ娘』などは複数年ランクインしています。1年に2タイトルランクインさせたこともあるのですが、この多作&ヒットの多さはスゴイですね。2位のよしながふみさんも3タイトルで6回ランクイン。『フラワー・オブ・ライフ』が3回、『大奥』2回と東村さん同様、年をまたいでランクインしています。

こうしてみると回数が多い作家さんは「オンナ編」に多そうですね。長くても10巻前後で完結することが多い印象がある少女・女性向けコミックと、長期連載作も多い少年・青年コミックでの違いもありそうですね。

ちなみに長寿作品の中では、説明不要の国民的人気作『ONE PIECE』が2回ランクイン。異色なランクイン(ランクイン回数は1回です)という点では、24年ぶりに連載を再開した『キン肉マン』が2013年オトコ編で8位に入りました。『キン肉マン』に関しては24年ぶりの復活とはいえ、長らく『キン肉マンⅡ世』を連載していたので、『Ⅱ世』からそのまま読み続けているファンも多いのではないでしょうか(私もその1人)。

 

いかがでしたでしょうか?過去の「このマンガがすごい!」も振り返ってみると懐かしタイトル満載で面白いですよ。ぜひ「このマンガすごい!特集」で再チェックしてみてください!もちろん今年のランキングのチェックも忘れずにね~!