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最新2019年の作品も!歴代「このマンガがすごい!」をランキングで振り返る


更新日:2018/12/18

毎年12月に発表される宝島社4大大賞の一つ「このマンガがすごい!」は、「やはりきたか」「そこくるか」のせめぎあいが面白く、マンガ好き必見の大賞です。
これをきっかけで作品を知るってことも多いので、やはりマンガ好きとしては見逃せないですよね。

ここでは2019年の1位受賞作品とともに、「このマンガがすごい!」をランキングで振り返ります。ぜひ注目してくださいね。

 

2019年の「このマンガすごい!」は?

2018年12月11日(火)に、『このマンガがすごい!2019』が発売されました。
ここでは、2019年「このマンガがすごい!」オトコ編・オンナ編でそれぞれ1位となった作品をご紹介します。

 

■オトコ編1位『天国大魔境』

『天国大魔境』表紙

天国大魔境
石黒正数(著)、講談社

壁に覆われた世界で生活している子供たちと、その外にある崩壊した世界で「天国」を求めて旅するキルコとマル。
あるとき壁の中で生活する少年トキオが、「外の外に行きたいですか?」というメッセージを何者からか受け取って……。

 

『それでも町は廻っている』で知られる作者が描く、最新のSFアクション作品。壁の中の世界と荒廃した世界を舞台に物語は展開されていきます。

2つの世界がどう繋がるのか? 似た顔を持つ少年少女、怪物など、とにかく謎が多いんです。これは最後まで目が離せない予感です!

 

■オンナ編1位『メタモルフォーゼの縁側』

『メタモルフォーゼの縁側』表紙

メタモルフォーゼの縁側
鶴谷香央理(著)、KADOKAWA

夫に先立たれた75歳の雪さんが、たまたま本屋で買ったのはなんとBL漫画!
BL好きを周囲に隠していた女子高生のうららと出会い交流していくなかで、2人は歳の差を越えて友情を深めていく。

 

買った漫画がBL(ボーイズラブ)だとは気付かず読んでいた雪さんが、いつしかBLの魅力にハマっていきます。

好きなものに対して熱を注ぐのに、年齢なんて関係ありません。うららとともに新刊の発売を待ちわびたり、同人誌の売られるイベントに参加したり……。
年齢こそ違えど同じ趣味を持った2人の日常が、ゆったりと丁寧に描かれます。読むだけで心がほっこりしますよ。

 

歴代1位タイトルはなんだったのか?

20161212-konomanga-rekidai-1

さぁ、歴代1位を振り返っていきましょう!

「このマンガがすごい」がレギュラー化したのは2006年からですから、2019年までで実に14タイトル×2(オトコ編、オンナ編で各1作品)が傑作認定されているということです。

さっそくオトコ編から再チェックしていきましょう!

 

♦オトコ編歴代1位

■2006年
PLUTO』浦沢直樹(著)、小学館

■2007年
デトロイト・メタル・シティ』若杉公徳(著)、白泉社

■2008年
ハチワンダイバー』柴田ヨクサル(著)、集英社

■2009年
聖☆おにいさん』中村光(著)、講談社

■2010年
バクマン。
小畑健(絵)、大場つぐみ(原作)、集英社

■2011年
進撃の巨人』諫山創(著)、講談社

■2012年
ブラックジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~
吉本浩二(絵)、宮崎克(原作)、秋田書店

■2013年
テラフォーマーズ
橘賢一(絵)、貴家悠(原作)、集英社

■2014年
暗殺教室』松井優征(著)、集英社

■2015年
聲の形』大今良時(著)、講談社

■2016年
ダンジョン飯』九井諒子(著)、KADOKAWA

■2017年
中間管理録トネガワ
橋本智洋、三好智樹(絵)萩原天晴(原作)、福本伸行(協力)

■2018年
約束のネバーランド
出水ぽすか(絵)、白井カイウ(原作)、集英社

■2019年
天国大魔境』石黒正数(著)、講談社

 

懐かしい作品から今も連載が続いている作品などさまざまです。こうしてみると、アニメや映画になった作品が多くあることが分かりますね。さすが「このマンガがすごい!」……!

2018年に1位になった『約束のネバーランド』も、2019年1月からアニメが放送される予定です。

 

♦オンナ編歴代1位

■2006年、2007年
ハチミツとクローバー』羽海野チカ(著)、集英社

■2008年
君に届け』椎名軽穂(著)、集英社

■2009年
坂道のアポロン』小玉ユキ(著)、小学館

■2010年
ちはやふる』末次由紀(著)、集英社

■2011年
HER』ヤマシタトモコ(著)、祥伝社

■2012年
花のズボラ飯
水沢悦子(絵)、久住昌之(原作)、秋田書店

■2013年
俺物語!!
アルコ(著)、河原和音(原作)、集英社

■2014年
さよならソルシエ』穂積(著)、小学館

■2015年
ちーちゃんはちょっと足りない』阿部共実(著)、秋田書店

■2016年
ヲタクに恋は難しい』ふじた(著)、一迅社

■2017年
金の国 水の国』岩本ナオ(著)、小学館

■2018年
マロニエ王国の七人の騎士』岩本ナオ(著)、小学館

■2019年
メタモルフォーゼの縁側』鶴谷香央理(著)、KADOKAWA

 

2006年と2007年は『ハチミツとクローバー』が連続で受賞しています。本作は恋愛要素もありつつ、それ以上のヒューマンドラマとたまに混ざるシュールなギャグが人気を博しました。
同じ作品の連覇は他にはないので、これは快挙と言えるでしょう!

また、作品は違いますが、2017年と2018年で岩本ナオさんが2年連続1位を受賞しています。

ちなみにこちらも映像化多数。2016年に受賞した『ヲタクに恋は難しい』は、2018年にアニメ化、また2020年に実写映画化されることが決まっています。

 

ランクイン回数がもっとも多い作家さんとタイトルは?

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最後に、ランクイン回数がもっとも多い作家さんとタイトルも調べてみましたので、ご紹介しておきましょう。

調査内容は2006年~2018年まで、「このマンガがすごい!」のランキングで10位までにランクインした回数を集計しました。

 

♦ランクイン回数が多い作家さん

1位……9回
東村アキコ(5)

2位……6回
よしながふみ(3)
羽海野チカ(2)

3位……5回
椎名軽穂(1)
末次由紀(1)

※敬称略
※( )はランクインしたタイトル数。

 

♦ランクイン回数が多いタイトル

1位……5回
『ちはやふる』末次由紀
『君に届け』椎名軽穂

3位……3回
『かくかくしかじか』東村アキコ
『フラワー・オブ・ライフ』よしながふみ
『鋼の錬金術師』荒川弘
『進撃の巨人』諫山創
『3月のライオン』羽海野チカ

※敬称略

 

作家1位の東村アキコさんは5タイトルで計9回ランクイン。『かくかくしかじか』『海月姫』、『東京タラレバ娘』などは複数年ランクインしています。
1年に2タイトルランクインさせたこともあるのですが、この多作&ヒットの多さはスゴイですね。

2位のよしながふみさんも3タイトルで6回ランクイン。『フラワー・オブ・ライフ』が3回、『大奥』2回と東村さん同様、年をまたいでランクインしています。

 

こうしてみると、回数が多い作家さんは「オンナ編」に多いですね。
長くても10巻前後で完結することが多い印象がある少女・女性向けコミックと、長期連載作も多い少年・青年コミックでの違いもありそうです。

 

「このマンガがすごい!」に今後も注目!

いかがでしたでしょうか?過去の「このマンガがすごい!」も振り返ってみると懐かしタイトル満載で面白いですよ。ぜひ「このマンガすごい!特集」で再チェックしてみてください!