おすすめのファンタジー漫画|空想の世界でリフレッシュしよう!
更新日:2018/8/8
日常を忘れてゆったり過ごしたくても、なかなか休みが取れない人もいることでしょう。
そんな人におすすめしたいのが、非日常の世界にどっぷり浸かれるファンタジー漫画です。
忙しい人でも漫画だったら、夜寝る前のひとときや休日のちょっとした時間に空想の世界に浸って息抜きできますよね。
ここでは、おすすめのファンタジー漫画をご紹介します。
篠原千絵『天は赤い河のほとり』
『天は赤い河のほとり』
篠原千絵(著)、小学館
日本に住む15歳の少女ユーリ(夕梨)は、デートの最中に水たまりの中から突然現れた不思議な手の力で、紀元前14世紀のヒッタイト帝国にタイムスリップしてしまいます。
現代の日本に戻ることを夢見ながら、現代人の技術と知恵でヒッタイト帝国に大きな戦果をもたらすユーリ。
そして彼女は「戦いの女神イシュタル」として帝国の人々から称えられるのですが……。
ユーリは、見た目は平凡な少女。それにもかかわらず、カイル、ラムセスなどのイケメン王子様にモテモテです。
思わず「うらやましすぎる……」とつぶやいてしまうほど。
歴史的背景やストーリー、キャラクターの心情がしっかりと表現されているファンタジー漫画です。
支倉凍砂・小梅けいと『狼と香辛料』
『狼と香辛料』
支倉凍砂(原著)、小梅けいと(著)
アスキー・メディアワークス
中世ヨーロッパのような架空世界で、旅の行商人ロレンスと豊作の神を名乗る狼少女ホロが繰り広げる商業ファンタジー。
電撃文庫から出版されたライトノベルを漫画化した作品です。
ファンタジー作品ではありますが、剣や魔法を使ったバトルはこの漫画では登場しません。
しかし、商人同士の騙しあいや知恵比べなどの頭脳戦は、バトルアクションに引けをとらない面白さといってよいでしょう。
とてもわかりやすく為替、貨幣経済、商取引に関することが解説されています。むずかしいテーマなのにちっとも退屈しません。
「ライトノベルはあまり読まないし……」という方も、ぜひ読んでみてくださいね。
日渡早紀『ぼくの地球を守って』
『ぼくの地球を守って』
日渡早紀(著)、白泉社
前世に異星人としての記憶を持つ7人の少年少女が繰り広げるSFファンタジー。ファンからは「ぼく地球(タマ)」の愛称で親しまれています。
現世の日本と、前世の月基地や母星の物語が交差しながら、ストーリーは進んでいきます。
非常に壮大で切ない物語で、涙なしには読めません。特に紫苑と木蓮の子供時代の話は思わず泣いてしまうほど切ないんです……!
また、7人いるキャラクターの誰目線で読むか、誰に一番感情移入するかで、物語の見え方が大きく変わります。
「美しくて切ない。だけど読まずにいられない」そんな気分にさせてくれる漫画です。
平野耕太『HELLSING(ヘルシング)』
『HELLSING(ヘルシング)』
平野耕太(著)、少年画報社
ファンタジー漫画は、おとぎ話やRPGのような楽しい世界もあれば、過酷な世界で壮絶なバトルを繰り広げるダーク・ファンタジーと呼ばれる作品もあります。
この『ヘルシング』は、吸血鬼と吸血鬼ハンターの戦いを描いたダーク・ファンタジーに分類される漫画です。
2001年にテレビアニメ化、2006年にOVA化されました。
「読む人を選ぶ」「ハマる人はどっぷりハマる」など賛否両論の意見がありますが、私はすっかりハマってしまいました。
絶妙なバランスで繰り広げる吸血鬼、宗教、軍隊の三つ巴の戦いはとにかく面白いです。また、圧倒的な強さを誇るアーカードや女マスターのインテグラルがとにかくカッコいい!
センスあるセリフにも注目して読んでみてくださいね。
非日常の世界に浸ってリフレッシュしよう!
「大河ファンタジー」「商業ファンタジー」「SFファンタジー」「ダーク・ファンタジー」とジャンルのちがうファンタジー漫画を4つ紹介しました。
読んでみたい漫画はありましたでしょうか?
「なんだか疲れた。ちょっと日常から離れたい。」という人は漫画の力を借りてリフレッシュしてくださいね!
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今回紹介した漫画
『天は赤い河のほとり』
篠原千絵(著)、小学館
『狼と香辛料』
支倉凍砂(原著)、小梅けいと(著)
アスキー・メディアワークス
『ぼくの地球を守って』
日渡早紀(著)、白泉社
『HELLSING(ヘルシング)』
平野耕太(著)、少年画報社