35歳になった今、昔懐かしの漫画を振り返る
あなたにも懐かしの漫画、思い出の漫画があるでしょう。
たとえばはじめて買った漫画。小中学生の時に友達とのトークに花開いた漫画。自分一人でこっそり楽しんでいたマニアックな漫画。いろんな漫画があると思います。
今回は「懐かし漫画」をテーマに、幼いころの漫画歴を掘り下げてみたいと思います!
筆者プロフィール
さて、懐かし漫画といっても人によって「懐かしい!」と思う区切りはさまざまですよね。そこで、ひとまず筆者の簡単なプロフィールをご紹介しておきます。
筆者:サカモト
年齢:35歳
性別:男
読んでいた主なマンガ掲載雑誌:『小学一年生』→『コロコロコミック』→『週刊少年ジャンプ(一時『週刊少年マガジン』)』
特徴:『なかよし』派の姉がいる。『りぼん』『ちゃお』は未読。
はじめて買ったコミックス:ジャンプコミックス『キン肉マン』17巻
……まあアレです……。割と王道と言える雑誌で王道と言える人気漫画を読み継いできたので、年齢の近い方は特に共感していただけるかもしれません。
それではいってみよう!
小学一年生時代からはじまったドラえもん好き
『小学一年生』時代はもう30年も前の話なので、さすがにあまり覚えていませんが、『ドラえもん』などを読んでいたと思います。『ドラえもん』はこのころに読み始めて、近年発売された「藤子・F・不二雄大全集」版で全20巻を揃えるなど、いまだにファンを続けております。私の人生に大きく影響している作品と言えます。改めて振り返るとすごいことですね。
ちなみにはじめて買った『大長編ドラえもん』(劇場版の原作になるお話)は4作目の「のび太の海底鬼岩城」でした。覚えている方も多いのではないでしょうか。劇場版のストーリーらしく夏に海底旅行を楽しむドラたち小学生一行が「海底人」に出会い、大冒険に巻き込まれるというお話です。
『大長編ドラえもん』シリーズは、通常だいたい190ページ前後(てんとう虫コミックス版)なんですが、海底鬼岩城は200ページ以上あったのを覚えています。フロリダ近海に実際に伝承として存在する「バミューダ・トライアングル」を知ったのもこの作品がきっかけ。以降、「世界の不思議」に興味津々に。今でも続いています。すごい影響力だ。
ちなみに作中でスネ夫が食べていた「フィレミニョンステーキ(レアで)」。こういう料理の存在を覚えたのも本作でした。いやー…すごい影響力だ。
コロコロコミックでは『ドッジ弾平』を読む
続いて小学校で友達が読んでいたことから買うようになったコロコロコミック。「小学一年生」は学習雑誌でもあったため、親から購入代金をもらえていましたが、コロコロは漫画雑誌だったので買ってもらえず、お菓子とかを買うのにもらっていたおこづかいを切り詰めてなんとか買っていました。ドラえもんも載っていたし、クラスでも読んでいる友達もいたので、読みたかったんですね~。
特によく覚えているのはMoo.念平先生の『あまいぞ男子!』や穴久保幸作先生の『からくり剣豪伝ムサシロード』などがあるんですが、一番印象が強いのは、のちに『爆走兄弟レッツ&ゴー』でも人気を博した、こしたてつひろ先生の『ドッジ弾平』です。懐かしいなあ。
『ドッジ弾平』はその名の通り、小学校のドッジボールクラブに所属する弾平が、日本中の強豪たちとドッジボールで対決するマンガ。当初は「スーパードッジ」という競技として子どもたちに人気で、私も休み時間によく校庭でやっていたものです。
“聖アローズ学院”の二階堂大河とか”ブラックアーマーズ”の御堂嵐とかライバルキャラが好きでした。小学生とは思えない等身のキャラとかも登場しましたが、自分の成長とともにコロコロを卒業したため、最後まで読んでいません。あなたにも小学生くらいの時期に読んでいた作品で、結末を知らない作品ってないですか?
姉の『なかよし』を時々読む
ところで、小学生の頃は姉は姉で『なかよし』を買っていました。私もちょいちょい借りて読んだことがあるのですが、覚えているのは『わんころべえ』『きんぎょ注意報!』『ミンミン!』『コンなパニック!』とかです。『ミンミン!』と『コンなパニック!』は共にあさぎり夕先生の作品です。姉があさぎり夕先生のファンだったもので……。
『きんぎょ注意報!』は、当初アニメでも「わぴこの元気予報」を主題歌として人気を博していました。ハチャメチャギャグという印象でストーリーはよく覚えていないのですが、千歳、葵、秀ちゃん、田中山などメインキャラクターはけっこう覚えているなあ。まさしく「懐かしい!」っていう感じですね。
いま調べてみたら、かの名作『セーラームーン』は92年の連載開始ようですので、私はそれより前の時期に読んでいたみたいです。だから『セーラームーン』は雑誌で読んだ印象がないのか。
週刊少年ジャンプは「ドラゴンボール」が読めることに感動
その後、小学校高学年になると、いよいよジャンプを読み始めました。ご存知鳥山明先生の『ドラゴンボール』で、ベジータがはじめて超サイヤ人になった回をご存知でしょうか?人造人間19号との戦いの最中でした。あの回をジャンプでリアルタイムで読んだ覚えがあります。『ワイルドハーフ』で知られる浅見裕子先生が初連載の乗馬競技マンガ『天より高く』の連載を開始したころだったような気がします。
『ダイの大冒険』『電影少女』『タルるートくん』『幽☆遊☆白書』など錚々たる人気作が掲載されていました。
その後毎週ではありませんでしたが、ちょいちょいジャンプを買っていたのですが、高校生の頃には「小学生の時に読んでいた作品を全巻読みたくなる」現象で、『キン肉マン』のコミックス全巻をそろえました。ストーリーの一部である「夢の超人タッグ編」の巻のみ持っていたジャンプコミックス版はなんと絶版で、まだネットも普及しはじめだった当時、古本屋をめぐって、入手困難な25巻以降を探し回った覚えがあります。『キン肉マン』はその後、『Ⅱ世』がはじまり、現在では全36巻の続編が連載中です。
そういえば、小さい頃ってなぜか1巻から買ってない作品ってありませんでした?私の場合は『ドラゴンボール』は17巻から、『キン肉マン』も17巻。『ドラえもん』は40巻が最初でした(なんでかはよく覚えてない……)。
ちょっと振り返ってみると、ラストを知らない漫画や、どんな話だったか忘れてしまった漫画をたくさん思い出すことも少なくないはず。「お気に入りだったけど結末を知らない作品」を大人になった今読み返すのもなかなかオツなものですよ。