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石田衣良『水を抱く』あらすじ|危険な恋に堕ちていく…


更新日:2019/10/7

『水を抱く』表紙

水を抱く
石田衣良(著)、新潮社

『水を抱く』あらすじ

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29歳。ごく普通のサラリーマン伊藤俊也は、ある日ネットで知り合った5歳年上のナギと知り合う。

俊也は自由奔放なナギに惹かれていくのだが――。

 

『水を抱く』登場人物

伊藤俊也
普通のサラリーマン。ナギと出会い、惹かれていく。

ナギ
謎の多い女性。精神的な理由でセックス中毒になっている。

 

2人の愛を、どう受け止めるか……?

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石田衣良さんの『水を抱く』は、2013年に新潮社から刊行された恋愛小説です。

震災が原因で精神が不安定になって以降、まるで自傷行為のようにセックスに溺れていくナギ。そんなナギと出会い、ごく普通だった生活が一変した俊也。
2人はあらゆるセックスに溺れていくことになります。

どこにでもいそうな主人公が陥っていく、危険で切ない恋。

一見官能小説のような、驚きのセックスにふける2人ですが、不思議といやらしさはありません。むしろ詩のような情緒を感じさせる部分が、純愛小説と呼ばれる理由なのかもしれません。

 

また本編はもちろんのこと、タレントの壇蜜さんが書いた解説も魅力的です。
独特の感性で2人の関係を読み解いており、読んだ後で本編を読み返すと、また違った味わいを感じられますよ。

今回ご紹介した書籍

水を抱く
石田衣良(著)、新潮社

 

長編小説はもちろん、短編集やエッセイなど! 石田衣良さんの作品をご紹介した特集はこちら。