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書店員がえらぶ今年の本は!?本屋大賞2016発表!


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2004年から始まった本屋大賞。先日、2016年の大賞が発表されました!

昨年本屋大賞に選ばれたのは上橋菜穂子さん『鹿の王』で、湊かなえさん『告白』、三浦しをんさん『舟を編む』などの大ベストセラー作品も、かつての大賞受賞作品です。

ベストセラー化間違いなし!と言われている本屋大賞。
今年はどの作品が選ばれたのでしょうか?

 

今さら聞けない?本屋大賞とは――

「本屋大賞」は、全国の新刊書店で働く書店員さんが投票によって決定する文学賞で、2004年から始まりました。

対象となるのは、過去1年間に刊行された日本の小説。その中から「面白かった」「お客さんにおすすめしたい」などの、“いちばん売りたい本”を選ぶ、というものです。

本が売れない時代だからこそできた本屋大賞。
電子書籍を使う人が増えてきた今、「やっぱり紙の本!」という方は、書店員さんたちの熱い思いがつまった本屋大賞はチェックしたいところです。

また本屋大賞の10作品は映像化されることも多いので、1位だけでなく10位以内の作品はどれも注目されています。

 

2016年の本屋大賞

さて、さっそくですが、2016年の本屋大賞の結果はこのようになっています!

大賞…『羊と鋼の森/宮下奈都
2位…『君の膵臓をたべたい/住野よる
3位…『世界の果てのこどもたち/中脇初枝
4位…『永い言い訳/西川美和
5位…『朝が来る/辻村深月
6位…『王とサーカス/米澤穂信
7位…『戦場のコックたち/深緑野分
8位…『流/東山彰良
9位…『教団X/中村文則
10位…『火花/又吉直樹

1位の『羊と鋼の森』の初版の発行部数は6,500部。小初版部数から前代未聞の大賞を受賞して重版が決まり、一気に累計33万部以上に!

あらすじは、主人公の青年がピアノの調律に魅せられ、調律師として・人として成長していく姿を描く物語。調律と心の繊細さ、美しさが見事に表現されていて、とても引き込まれる作品です。もっともっと多くの人に読んでもらいたいですね(^^)

 

こっちもチェック!翻訳小説部門・発掘部門

実はこの本屋大賞ですが、そのほかに「翻訳小説部門」や「発掘部門」もあるってご存知でしたか??

翻訳小説部門とは――
過去約1年の間で発行された(新訳を含む)翻訳小説の中から選ばれています。
2015年の1位は、「週刊文春ミステリーベスト10」をはじめ、7冠目の達成となったピエール・ルメートル著『その女アレックス』(ピエール・ルメートル著、橘明美訳)。

そして今年は『書店主フィクリーのものがたり』(ガブリエル・ゼヴィン著、小尾芙佐訳)が1位を飾りました。
小さな書店の店主・フィクリーと、店に置き去りにされた幼児・マヤ、そして周りの人々を描く物語。本が人と人とをつなげていく、あたたかい作品です。

⇒詳しくはこちら『本を愛する本「書店主フィクリーのものがたり」』

発掘部門とは――
ジャンルや刊行の新旧を問わず、書店員さんがイチオシの本を1人1冊選んで、一覧で発表しています。
2015年だと、谷川俊太郎さん『こころ』などの大御所作品から、お笑い芸人・鳥居みゆきさんの『夜にはずっと深い夜を』なども入っていました。書店員ならではのユニークなラインナップで、バーッと見ていくと目に留まる作品があると思います。

ニュースでは、本屋大賞の1位が大きく取り上げられますが、翻訳小説部門や発掘部門もたいへん興味深い内容です。知らなかったという方はぜひ本屋大賞の公式ホームページをチェックしてみてください!

 

おわりに

書店に行くとたくさんの本が売られていて、その中から自分が「コレだ!」と思う本を見つけるのはけっこう難しいのかもしれません。本との出会いは一期一会。本屋大賞のように、書店員さんからおすすめされる本を読んでみると、自分の中の本の世界が広がるかもしれませんね。

 

2004年から2016年まで、本屋さんの熱い思いが詰まった、歴代の本屋大賞受賞作は下の特集からチェック!