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見逃していたらもったいない!お手頃価格で買える必見名作ピックアップ


 多くの人が読んでいる不朽の名作がお手頃価格で読めるのもブックオフの楽しみの一つです。でも、「たくさんあって選べない~」という声をいただくこともしばしば。

 

そこでここでは、1500タイトル近くリストアップした「お手頃価格の名作」リストを読書好きのスタッフに見せて、特に「これは読んでほしい!」というオススメ作品をピックアップしてもらいました。ぜひ次に読む本の参考にしてください!

 

どんなに愛していても言い出せないことがある

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きいろいゾウ
西加奈子(著)、小学館

 夫の名は無辜歩、妻の名は妻利愛子。

お互いを「ムコさん」「ツマ」と呼び合う都会の若夫婦が、田舎にやってきたところから物語は始まる。背中に大きな鳥のタトゥーがある売れない小説家のムコは、周囲の生き物(犬、蜘蛛、鳥、花、木など)の声が聞こえてしまう過剰なエネルギーに溢れた明るいツマをやさしく見守っていた。

夏から始まった二人の話は、ゆっくりと進んでいくが、ある冬の日、ムコはツマを残して東京へと向かう。それは、背中の大きな鳥に纏わるある出来事に導かれてのものだった――。(文庫版表紙裏)

西加奈子さんの3作目の小説で、2013年には、向井理さんと宮崎あおいさん主演で映画化もされ、話題になりました。

タイトルになっている「きいろいゾウ」とは、作中に登場する絵本のこと。物語は、きいろいゾウのお話と、ツマ、ムコ、それぞれの視点で交互に進んでいきます。

 

お互いをどんなに大切に想っていても、なかなか言い出せないこと、理解できなこと、知らなかったことがあるものです。

ムコが東京に行ってしまった理由とはなんなのか。ゆったりとした前半から打ってかわり、後半で怒涛に押し寄せる真実には驚かされます。

人のあたたかさ、自然のうつくしさ、そして誰かを「愛する」ということが感じられる一冊です。

 

日航機墜落事故を題材に描かれるリアルな新聞記者小説

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クライマーズ・ハイ
横山秀夫(著)、文藝春秋

1985年、御巣鷹山の日航機事故で運命を翻弄された地元新聞記者たちの濃密な一週間(単行本版帯より)

本作の舞台は群馬県の架空の新聞社「北関東新聞社」。同社で遊軍記者として働く悠木和雅は帰宅の準備中に、記者の佐山から「ジャンボが消えた」という一報を受けます。

事実確認、社内の確執、他社との駆け引き。前代未聞の事故の報道をめぐる新聞記者の奮闘をリアルに描き出した傑作です。

 

作者の横山秀夫氏は元上毛新聞記者であったため、新聞社内の描写のリアリティは折り紙付き。題材となった「日航機墜落事故」は1985年に実際に発生した未曾有の航空機事故で、この事故を報道しようと奮闘した人たちの、報道人としての熱意が物語を通じてひしひしと伝わってくる作品となっています。

ミステリー小説でも傑作の多い横山氏ですが、本作のような社会派人間ドラマも圧倒的に面白いので、ぜひ読んでみてください。

 

血の繋がりがなくてもふたりは親子だった

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八日目の蝉
角田光代(著)、中央公論新社

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか……。東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。偽りの母子の先が見えない逃亡生活。そしてその後のふたりに光はきざすのか。心ゆさぶるラストまで息もつかせぬ傑作長編。第二回中央公論文芸賞受賞作。(文庫版表紙裏)

2005年から2006年にかけて、読売新聞の夕刊にて連載されていた角田光代さんの小説で、第二回中央公論文芸賞を受賞しています。

2010年には、檀れいさん、北乃きいさん主演でドラマ化、2011年には、永作博美さん、井上真央さん主演で、映画化もされました。

愛人の赤ん坊を衝動的に誘拐してしまった希和子は、誘拐した赤ん坊に「薫」と名付け、逃亡生活を送ります。母性とは、血のつながりとは、親子とは何なのか、深く考えさせられる一冊です。ふたりに待ち受けるのはどんな結末だと思いますか?深い愛情に包まれたある母子の物語。涙なしでは読めません。

 

恐ろしく美しい江戸川乱歩の世界

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江戸川乱歩傑作選
江戸川乱歩(著)、新潮社

推理小説ばかりでなく、怪奇小説なども手掛ける江戸川乱歩の傑作選。江戸川乱歩の初期を代表する小説が9編収録されています。9編は以下のとおり。

「二銭銅貨」「芋虫」「二癈人」「D坂の殺人事件」「心理試験」「赤い部屋」「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「鏡地獄」。

 

肢体をなくした傷痍軍人と、奇妙な嗜好を持つその妻の、快楽とエゴイズムが描かれる『芋虫』。ある女性作家のところに奇妙な手紙が届く怪奇小説の傑作『人間椅子』など、タイトルは知っていても読んだことがない、という方も多いのではないでしょうか。

内容も表現も衝撃的なものばかりですが、読む手が止まらないなんてまさに奇怪な話です。恐ろしくも美しい江戸川乱歩の世界、一度足を踏み入れてみても損はありません。

 

戦国最大の謎「本能寺の変」に、明智光秀の末裔が切り込む!

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本能寺の変 431年目の真実
明智憲三郎(著)、文芸社

天才・信長の「無防備」の裏に驚愕の陰謀が隠されていた!日本史最大のクーデターが、いま解明される!光秀の末裔がついに明かす衝撃の真実(帯より)

いまなお、全容が明らかになっていない戦国時代屈指の大事件「本能寺の変」。「謀反を起こしたのは明智光秀」ということは知られていますが、謀反の理由やどのように実行したのかなど、謎も数多く残されています。

その謎に、事件の当事者・明智光秀の末裔である著者が、様々な史料や状況を踏まえて、「定説とは異なる真相」を探ったのが本書です。本能寺の変周辺の状況や出来事も詳細に書かれているので、事件に詳しくなくても学びながら読むことができます。

戦国最大の謎を、著者独自の視点で解明した本作。読み終わった時、あなたはどんな感想を持つでしょうか。

 

まだ読んだことのない名作をお見がしなく

ブックオフオンラインでは、人気を博した流通量の多い作品をお売りいただくことも多く、在庫数によってはお手頃価格になることもあります。つまり、お手頃価格の作品は傑作もいっぱい。ぜひ読んだことのないジャンルの本なども読んでみてください!

 

今回ご紹介した書籍
きいろいゾウ』西加奈子(著)、小学館
クライマーズ・ハイ』横山秀夫(著)、文藝春秋
八日目の蝉』角田光代(著)、中央公論新社
江戸川乱歩傑作選』江戸川乱歩(著)、新潮社
本能寺の変 431年目の真実』明智憲三郎(著)、文芸社