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熱き男たちの生き様を描いた百田尚樹著『海賊とよばれた男』


20170508-kaizokutoyobaretaotoko1海賊とよばれた男
百田尚樹(著)
講談社
発売日:2012/07/13

 

 

あらすじ・本内容

敗戦後の東京の焼け野原を目にしたとき、国岡鐵造は還暦を迎えていました。
戦前戦中と海外事業を主に行っていた国岡商店には仕事がありませんでしたが、国岡は「一人の馘首もならん」と重役たちに告げます。家族と同然の店員たちとともに歩み出す国岡を待ち受ける運命とは…。

『海賊とよばれた男』は、放送作家であり小説家でもある百田尚樹さんの歴史経済小説です。
本書は、420万部を突破するベストセラーとなりました。2013年に第10回本屋大賞を受賞し、2016年には映画化もされています。

 

熱き男たちの生き様を描く

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本書の主人公のモデルは、出光興産の創業者出光佐三さんです。出光さんの生き方に惚れ込んだ著者が、一人でも多くの日本人に知ってもらいたいという思いで書き上げました。
その思いは日本全国の読者に伝わり、「感動した」「何度も涙した」などの声が多く寄せられています。

本書には、出光さんを支える男たちの熱い思いも描かれています。
戦後に全てを失った人々が過酷な状況の中で一生懸命に生きる姿は、読者の心を打ちます。ある程度の地位や財産を持った人が国のためを思ってリスクを背負う姿にも尊敬の念を抱くでしょう。

読者が身近なところに視点を移したとき、どんな上司の下で働きたいのか、自分は何のために働くのかといったことを見つめ直す機会にもできます。社員を家族と考える出光さんの経営者としての姿勢に惚れ込む読者が多いのも、現代の経営者との違いが浮かび上がるからかもしれません。

男の生き様とはどのようなものかと思う人に、本書が一つの解を与えてくれるでしょう。

 

今回ご紹介した書籍
海賊とよばれた男
百田尚樹(著)、講談社

 

『海賊とよばれた男』『永遠の0』など、数々のヒット作を世に送り出している百田尚樹さん。
これを機に他の作品も読んでみてはいかがでしょうか。