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原作も読んで!東野圭吾ドラマ化作品おすすめ3選


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発売すれば大ヒットを打ち出す東野圭吾さんの小説作品は、ドラマ化されているものも多いですね。今回は、ドラマ化されている東野圭吾作品の中で、原作もチェックしておくべき!という作品を3つご紹介します。原作では、ドラマでは明かされていない登場人物の心情やエピソードも描かれているので、ドラマでファンになった人も要チェックです。

 

『新参者』の加賀恭一郎は原作とキャラが違う!?

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新参者は、主人公となる刑事の「加賀恭一郎」が”新参者”として日本橋署に赴任し、事件を解決していくストーリーで、2010年に阿部寛さん主演でドラマ化されました。人形町が主な撮影場所になっており、人気のたいやき屋に興味を示すなど、変わり者で、ちょっとおちゃめな主人公のファンも多いと思います。しかし、原作の加賀刑事は、もっとクールで優等生のイメージが強いです。

小説の中に、”事件によって心が傷つけられた人がいるのなら、その人だって被害者だ。そういう被害者を救う手だてを探しだすのも 、刑事の役目です。”という言葉があり、加賀恭一郎の被害者と向き合う真剣なまなざしや、かっこよさを感じることができる内容になっています。ドラマでは不思議な雰囲気を漂わせていた加賀刑事ですが、小説では、その心情や信念が細かく描かれていますよ。

『新参者』の原作をみる
『加賀恭一郎シリーズ』をみる
ドラマ『新参者』をみる

 

小説の『白夜行』はよりミステリアスな2人が描かれている

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まず、小説とドラマはストーリー構成が違い、ドラマの冒頭が、小説の結末にあたります。結末を知ったうえで、登場人物がどんな考えで行動を起こしたのかを追っていく、というのも、面白い小説の楽しみ方です。

ドラマの方は、綾瀬はるかさん(雪穂役)と山田孝之さん(亮司役)がダブル主演を演じ、話題になりましたね。事件の加害者の娘と、被害者の息子という複雑な関係の2人の心情が伝わり、切ない展開になっています。

一方、小説の方は、2人の関係はいっさい明かされません。容姿端麗で全てを手に入れてきた雪穂と、犯罪や非行に走る亮司。2人を取り巻く環境や、行われる犯罪が淡々と説明されていき、ドラマとは違った冷たくミステリアスな空気を感じられる作品です。また、心理描写がない、というのも特徴的なポイントです。起こった事実をもとに、読者が想像力を働かせて、心情を読みとっていく斬新なスタイルで、読むほどにハマっていきます。

『白夜行』の原作をみる
『白夜行』のドラマをみる

 

事件の核心に迫っていく感覚が面白い『流星の絆』

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ドラマは2008年に放送され、二宮和也さん、錦戸亮さん、戸田恵梨香さんが主役の兄弟を演じました。両親を何者かに惨殺された兄弟が、犯人を探すのが主なストーリーとなっています。兄弟を見守る刑事役の三浦友和さんや、容疑者の柄本明さんなども含め、キャストの演技力が高評価だったのではないでしょうか。

こちらのドラマは原作にほぼ忠実に作られているのですが、大きく違うのはラストの展開です。真犯人が分かった後はテンポよく進み、読み終わった後に余韻が残る作品です。幼くして両親を殺された3兄弟の絆や、真犯人の殺害の動機など、テーマが切ないだけに、心理描写がとても丁寧に描かれています。お兄ちゃんの兄弟を大切に思う言葉には涙してしまいます。

『流星の絆』の原作をみる
『流星の絆』のドラマをみる

 

おわりに

小説には文章にしか表現できない、行間の美しさがあります。ドラマをきっかけに好きになった人も、原作でより深く知って、ストーリーにもう一度浸ってみてはいかがでしょうか?

 

東野圭吾さんのデビュー作から最新作まで網羅した特集はこちら!

ライター

中野亜沙子
小説やテレビドラマが好きな新米ライター。読むのは青春ものや恋愛ものが多め。食べ物がおいしそうに描写されている小説が好みです。日本語の繊細な表現が好きで、小説やエッセイ、ビジネス書までオールジャンル読みます。