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森博嗣 著書『夏のレプリカ』。偶数章の「S&Mシリーズ」7作目!


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夏のレプリカ
森博嗣(著)
講談社
発売日: 2000/11/14

 

 

『夏のレプリカ』あらすじ

西之園萌絵の親友であるT大学大学院生の簑沢杜萌。夏休み中に犬山に帰省した杜萌は仮面をつけた誘拐者にとらわれてしまう。杜萌も、事件に巻き込まれていた家族も無事であったが、実家にいたはずの杜萌の兄が失踪してしまい……!?

 

偶数章のみで構成された「S&Mシリーズ」の7作目

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『夏のレプリカ』は、森博嗣氏による推理小説です。森氏といえば『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞したミステリー小説家。
本作はデビュー作である『すべてがFになる』から始まるS&Mシリーズの7作目にあたります。

S&Mシリーズは、大学助教授・犀川創平と女子大学生・西之園萌絵の師弟コンビが繰り広げる連作ミステリーです。その中でも本作は、萌絵の高校時代の親友・杜萌の視点で描かれており、シリーズの中でも異色の作品となっています。

森作品といえば理系の専門知識に基づく緻密なトリックが特徴ですが、本作では派手なトリックではないもののスピンオフ感覚でシリーズの世界観を楽しむことができます。またミステリアスな杜萌の家族など、独特で幻想的な雰囲気もこの作品の魅力のひとつです。

本作では萌絵と杜萌とのチェスのシーンが印象的ですが、特にクライマックスで2人が繰り広げる真剣勝負はハラハラドキドキ読み応えがあります。

前作の『幻惑の死と使途』と同時期に展開するストーリーであり、『幻惑の死と使途』が奇数章のみで構成されているのに対し、本作は偶数章のみで構成されているのが特徴です。こちらを読む前に前作をチェックしておけば、本作をさらに深く楽しむことができるでしょう。

 


今回ご紹介した書籍
夏のレプリカ
森博嗣(著)、講談社
S&Mシリーズはこちら


森博嗣さんは小説以外にも、エッセイや指南書、児童書など数多くの分野の本を執筆をしています。
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