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東野圭吾 著書『パラレルワールド・ラブストーリー』あらすじ・感想


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パラレルワールド・ラブストーリー
東野圭吾(著)
中央公論社
発売日:1997/02/25

 

 

 

あらすじ

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敦賀崇史は、中学時代からの親友である三輪智彦と共に、バイテック社の研究室でリアリティ工学の研究をしていた。
そこへ津野麻由子が加わった日から、3人の運命は、現実世界とパラレルワールドの狭間でくるくると回り始め……。

 

永遠に交差することのない世界

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本作は、人気作家・東野圭吾さんのラブストーリー&科学ミステリーです。

男性2人と女性1人の三角関係で起こる事件の謎と真実を描いています。時に現実世界、時にパラレルワールドという目まぐるしい展開の中、読者は何が真実で誰が嘘をついているのかわからなくなることでしょう。

理系出身の作家である東野圭吾さんが、得意としている科学知識をベースに、ありがちな男女の愛憎劇を上質のミステリーに仕立てています。崇史が利用する山手線と麻由子が利用する京浜東北線が、永遠に交差することなく平行して走り続けるという冒頭の描写は、2人の関係を象徴しています。

物語は、事件の謎を解くために本当の自分を探す旅に出る、崇史の視点で進みます。また、読み進むうちに、読者は本作がラブストーリーであると同時に男同士の友情の物語でもあることがわかってくるでしょう。

男性作家の中には、どうしてこんなに女性の気持ちがわかるのだろうと思えるほど、女性側の視点で作品を書く人もいます。しかし、東野圭吾さんの作品は、男性側の視点から描かれていることが多いことも特徴。

恋愛で揺れ動く男性の心理を知りたい人、男同士の友情の深さを味わいたい人にもおすすめです。

 

今回ご紹介した書籍
パラレルワールド・ラブストーリー
東野圭吾(著)、中央公論社

東野圭吾さんの全作品をこちらでご紹介してます!

ライター

アオノ
アオノ
本と芝居とミュージカルが好き。小説と児童書が特に好きです。週末の楽しみは、劇場へ行くこと。舞台を観るため各地へ飛び回るアラサ―女子です。