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嘘つきは誰?湊かなえ著『白ゆき姫殺人事件』あらすじ


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白ゆき姫殺人事件
湊かなえ(著)
集英社
発売日:2014/02/20

 

 

 

あらすじ・本内容

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雑木林で焼死体となって発見された美人OL・三木典子。誰が彼女を殺したのか、動機はどこにあるのか。
フリー記者である赤星雄治は関係者への取材を通じて三木典子の同僚だった城野美姫に疑いの目を向けるようになる。しかしメディアやSNSで情報があふれる中、三木典子の人物像は曖昧になり、事件はさらに複雑化していく…。

 

『白ゆき姫殺人事件』は、2009年に『告白』で本屋大賞を受賞して一躍ベストセラー作家になった湊かなえさんの作品です。2016年には山本周五郎賞も受賞しています。

湊かなえさんといえば不快な読後感が残る「イヤミス」ジャンルを広めたことで知られていますが、本作も決して例外ではありません。

 

何が真実で、何が嘘なのか…

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『白ゆき姫殺人事件』はすべてSNSの記事とインタビューのセリフで構成されていますが、普段私たちが目にする「SNSあるある」な文体からは人間の本性が垣間見え、何とも言えない気持ちにさせられます。
徹底的に加害者を糾弾する世論や、悲劇のヒロイン気取りになっている関係者、どこかで娘を信用していない城野美姫の両親など、人間のいやらしさをこれでもかというほど突いてきます。

湊かなえさん特有の「イヤミス」感を味わいたくて、本書を手に取ったという人も少なくはありません。一方で『告白』や『贖罪』など熟語が多かったこれまでのタイトルとは異なり、かわいらしさと残酷さが同居するタイトルに引かれて手に取った人もいるようです。

本作は2014年に井上真央さん主演で映画化されたことでも大きな話題を呼びました。また同年には漫画雑誌『ぷら@ほ~む』誌上でも連載されたものです。
映画や漫画はチェックしたけれども、原作はまだ読んでいないという人におすすめで、メディアとはまた違った印象を受けます。

 

今回ご紹介した書籍
白ゆき姫殺人事件
湊かなえ(著)、集英社

→「イヤミスの女王」湊かなえの魅力に迫る!

 

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