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東野圭吾『禁断の魔術』が実に面白い|「ガリレオシリーズ」第8弾


更新日:2017/5/10

『禁断の魔術』表紙

禁断の魔術
東野圭吾(著)、文藝春秋

『禁断の魔術』あらすじ・本内容

「探偵ガリレオシリーズ」の第8弾。

今回は透視能力を持つホステスの不審死を巡る『透視す』、プロ野球投手の妻の死の謎に迫る「曲球る」、双子のテレパシー能力を探る「念波す」、主人公・湯川の弟子が罪を犯す「猛射つ」の4編で構成されています。

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もともと知名度は低かったガリレオシリーズ

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「探偵ガリレオシリーズ」の第1弾である『探偵ガリレオ』の初出は1996年であり、誕生してから既に20年以上もの時が経過しています。

短編小説ということもあり、東野圭吾氏の作品の中では比較的知名度が低かった『探偵ガリレオ』ですが、2007年に福山雅治さん主演でテレビドラマ化されたことから、広く知られるようになりました。

原作は読んでいなくても、物理学の天才である帝都大学教授・湯川学が謎を見つけた時の口癖「実に面白い」は聞いたことがある人は多いのではないのでしょうか。

前作『虚像の道化師』を最後に『探偵ガリレオ』の短編は終了と決めていた東野圭吾氏ですが、「小説の神様の気まぐれで書くことになった」と発言しました。

 

湯川学の意外な一面も……

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これまでの「探偵ガリレオシリーズ」と比較すると湯川学氏や相棒の刑事・草薙俊平の私生活や人生観が鮮明に描かれていて、それぞれのキャラクターに深みが増しています。

また、これまでヴェールに包まれていた湯川学の私生活が知れたことを喜ぶファンも多い様子。
特に最終章の「猛射つ」は外の3作よりも長編になっており、読み応えたっぷりで、湯川学の意外な一面を知ることができます。

「曲球る」と「念波す」の2本は、2013年にフジテレビでドラマの第2弾が放送された際に映像化されています。ドラマと合わせて楽しむのもいいかもしれませんね。

 

今回ご紹介した書籍

禁断の魔術
東野圭吾(著)、文藝春秋

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