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本格的に推理を楽しもう!犯人当て推理小説おすすめ5選


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「フーダニット」という言葉をご存知でしょうか? 推理小説のなかでも、「誰が犯人か?」を当てることに目的を置いた作品が「フーダニット(Who done it)」と呼ばれます。つまり作家からの「読者への挑戦状」を含む推理小説です。読みながら「誰が犯人なのか?」と考える楽しみをくれる、犯人当て推理小説の名作5つをご紹介します。

 

月光ゲーム―Yの悲劇’88』有栖川 有栖

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2016年に「臨床犯罪学者 有栖川 有栖」がドラマ化され、一層注目を集めた有栖川有栖さんの出版デビュー作がこちらの「月光ゲーム―Yの悲劇’88」です。
主人公の大学生たちが山のキャンプ場に閉じ込められ、殺人が起こるという王道の展開となっています。

たくさんの登場人物が出てくるので、しっかりと整理しながら読み進めていくことが推理のコツです。大学1年生の初々しい「アリス」にも出会えます。

■「月光ゲーム―Yの悲劇’88」有栖川 有栖(東京創元社)
⇒シリーズセットはこちら「学生アリスシリーズ(文庫版)セット」

 

不連続殺人事件』坂口 安吾

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日本の推理小説において「フーダニット」といえばこの作品!といわれる小説です。
作者は「堕落論」や「白痴」で有名な坂口安吾さん。昭和22年に発表という古い作品になりますが、その面白さは今でも変わりません。

別荘に集まった総勢30名近くの登場人物が複雑に絡み合う物語は、じっくりと腰をすえて挑む必要があります。また、トリックも秀逸で、謎解きを楽しむ人も普通に推理小説として読む人も驚かされる結末です。

■「不連続殺人事件」坂口 安吾(角川書店)

 

星降り山荘の殺人』倉知

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舞台は雪山の山荘、クローズドサークルと呼ばれる「閉じ込められた」状態で物語は展開します。
「読者への挑戦状」がついた本作、各章の初めに作家からのメッセージが入るという構成です。このメッセージのおかげで、どこが推理に重要なポイントか、ということが分かりやすくなっているのですが、それすらも裏切る驚きのトリックが待っています。

推理しながら読むことで、裏切られた!という爽快感が一層味わえるのではないでしょうか。推理小説好きに一度は読んでいただきたい傑作です。

■「星降り山荘の殺人」倉知 淳(講談社)

 

占星術殺人事件』島田 荘司

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デビュー以来多くの推理小説を発表し、本格ミステリーを代表する島田荘司さんのデビュー作がこの「占星術殺人事件」です。
物語は、過去に起きたバラバラ殺人を解決するというもので、犯人もすでに死んでいるという一風変わった筋書きです。解決に乗り出すのは島田作品でおなじみの探偵「御手洗潔」。

この作品でも、各章の冒頭に作家からのメッセージが入る構成となっています。それでも騙されるトリックの巧妙さに、思わず興奮してしまうような名作です。

■「占星術殺人事件」島田 荘司(講談社)
⇒シリーズセットはこちら「御手洗潔シリーズ(文庫版)セット」

 

鳴風荘事件 殺人方程式II』綾辻 行人

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「館シリーズ」や、アニメ化された「Another」でおなじみの綾辻行人さん。
こちらは「殺人方程式」の続編として発表されました。姉妹が6年越しに同じ手口で殺され、その犯人を捜すという内容です。殺人のトリックに対してもですが、犯人のとったある行動への説明などが最後にはとても論理的に説明されます。

論理的な推理が好きな方には特におすすめできる作品です。

■「鳴風荘事件 殺人方程式II」綾辻 行人(講談社)
⇒シリーズセットはこちら「殺人方程式シリーズ(文庫版)全巻セット」

 

まとめ

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犯人当て推理小説の名作を5つご紹介しました。探偵役になりきって、犯人を当てる楽しさを味わってみませんか? もし思っていた人が犯人でなかった時も、真犯人とそのトリックに驚かされる作品ばかりです。きっと読後は爽快な気持ちになりますよ。

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ライター

ワカシマ
ワカシマ
ミステリー小説、マンガ好きな30代主婦です。一度読みだすと、結末が早く知りたくて、一気に読んでしまいます。本を読んでいる時の集中力はハンパないです。