ブックオフオンラインコラム
ブックオフオンライントップへ
ブックオフオンラインコラム > 本に出会う > ミステリー小説 > 解説!“必ず2度読みたくなる”映画『イニシエーション・ラブ』の原作|中古価格の変動は?

解説!“必ず2度読みたくなる”映画『イニシエーション・ラブ』の原作|中古価格の変動は?


Initiation_love001

2015年に映画化が公開された、乾くるみさんの小説『イニシエーション・ラブ』をご存知でしょうか。

 

2014年3月、お笑い芸人くりぃむしちゅーの有田さんがバラエティ番組内で絶賛。
たくさんの著名人の賞賛の声が多かったこともあって人気が加速し、発行部数が増加したそうです。

さて、それでは、古本も同じように話題性に合わせて販売数が変動していたのでしょうか? 『イニシエーション・ラブ』のブックオフオンラインでの販売数の変遷を調べてみました。

 

部数増加とほぼ同じ時期に増加

さっそくですが、こちらがブックオフオンラインでの『イニシエーション・ラブ』文庫版の中古販売数の変遷です。

Initiation_love002-1

 

結果的には、発行部数が増加したのと同じように、2014年3月に有田さんがTV番組でコメントした頃に一段大きく販売数が増加しています。

また、2014年10月、次いで12月ごろにも一段大きく跳ね上がっていますが、これは、映画版の情報が流れ、特報がインターネットでも見ることができるようになったころのようです。

 

ちなみに、グラフには表示していませんが、ブックオフオンラインの中古商品の価格は在庫状況や、売れ行きなどによって変動しています。

『イニシエーション・ラブ』の場合、上記グラフの期間中はだいたい200円前後なのですが、2014年4月(有田さんコメント直後)、2014年10月(映画公開特報)、2015年5月(映画公開)の時期に、価格がやや上昇。
ちょうど世間の注目度があがった時期に、ブックオフオンラインでもニーズが高まっていたことが推測されます。

 

3月以降、「ミステリー小説」カテゴリで不動のトップ

さらに、『イニシエーション・ラブ』は、ミステリー小説カテゴリの月間ランキングで、今年の3月以降、昨月まで9ヶ月連続でトップになっています。さすがに年間総合1位の貫禄を感じます。

読者の中には、映画を観て再読、もしくは「小説も読んでみよう」と思って手にとった方も多かったのではないでしょうか。また、映画プロモーション時に、「”原作とは異なる”衝撃のラスト」と宣伝されたことは、映画を観た後も「じゃあ原作どうなるんだろ」と思わせる要素だったかもしれません。

なお、余談ですが、同作者の『セカンド・ラブ』も『イニシエーション・ラブ』と同じ恋愛ミステリです。ぜひ合わせて読んでみていただきたい作品です。

 

まとめ

以上のように、『イニシエーション・ラブ』については、基本的に中古本も、発行部数と同じように動いていたという結果となりました。実に1年半以上という超ロングセラー作品なのですね。驚異的な人気ぶり!すごい……。

 

ちなみに、古本業態では、通常は、読み終えたお客さまからお売りいただくことが”仕入れ”となるため、販売が伸びるのは、発行部数が増えた時期より少し遅れることが多くなります。

しかし、『イニシエーション・ラブ』については、文庫版の発売が2007年で、やや時間がたっています。

すでに一定の人気があったことと、ページ数も272ページで比較的少なく、より多くの人が手に取りやすかったことなどが、このズレをほぼなくして、仕入れ・販売を増やしたと推測されます。

 

メディア化などで話題になった作品の中でも、かなり長期間にわたり販売数が多い『イニシエーション・ラブ』。この作品ではじめて乾くるみさんの小説を読んだという方は、先述の『セカンド・ラブ』など、他の既刊もチェックしてみてください!

→ブックオフオンラインで「乾くるみ」を検索!

 

「イニシエーション・ラブ」の映画と原作の違いにせまる!
こちらの記事もおすすめです!