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『チョコレート工場の秘密』あらすじと魅力|ロアルド・ダールの名作


更新日:2019/9/16

『チョコレート工場の秘密』表紙

チョコレート工場の秘密
ロアルド・ダール(著)、評論社

ロアルド・ダールの代表作『チョコレート工場の秘密』。
ジーン・ワイルダー主演の『夢のチョコレート工場』、ジョニー・デップ主演の映画『チャーリーとチョコレート工場』の原作でもあります。

ファンタジーの楽しい世界でありながら、ブラックユーモアもたっぷり詰まった本作。

ここでは、『チョコレート工場の秘密』が一体どんな物語なのか? その魅力とともに迫ります!

 

『チョコレート工場の秘密』あらすじ

チャーリーは、貧しいながらも愛情にあふれた両親と祖父母の7人家族で暮らしている。

ある日、世界一有名で、謎だらけのチョコレート工場の経営者ワンカ氏が、5人の子供を工場に招待すると発表して大騒ぎに!

世界にたった5枚しかない黄金切符を手にした子供だけが入れるチョコレート工場。チャーリーは誕生日にチョコレートをもらうけど――?

 

『チョコレート工場の秘密』登場人物

この物語には、たくさんの個性的な登場人物が出てきます! ここでは、柳瀬尚紀さん訳版の名前でご紹介します。

 

チャーリー・バケツ (Charlie Bucket)
超貧乏な家の子供だが、心優しく、家族の愛に包まれている。

ウィリー・ワンカ氏 (Willy Wonka)
チョコレート工場を経営する謎多き人物。

オーガスタス・ブクブトリー (Augustus Gloop)
食べることが大好きで、ぶくぶくに太っている。

イボダラーケ・ショッパー (Veruca Salt)
欲しいものが手に入らないと気が済まないわがまま娘。

バイオレット・アゴストロング (Violet Beauregarde)
年がら年中ガムを噛み続けている行儀の悪い少女。

マイク・テレヴィズキー (Mike Teavee)
身体におもちゃの銃を巻きつけている、テレビ(特にギャングもの)が好きな少年。

みんなの名前にシャレがきいていて、覚えやすいですよね。

 

『チョコレート工場の秘密』の面白さ

あらすじとキャラクターが分かったところで、物語の魅力に迫っていきます!

 

謎と夢が詰まったチョコレート工場

工場には、チョコレートの川、舐めても小さくならないキャンディ、ガラスのエレベーターなど、子供はもちろん大人だってワクワクするものがたくさん! まるで夢の世界のようです。

そんな工場の謎に迫る本作。工場にきた5人の子供たちとその家族を案内するワンカですが、彼にある目的がありました。

 

たっぷりの家族愛とチャーリーの成長

「家族愛」がテーマとなっており、工場へ入ることを熱望するチャーリーに、何とかして黄金切符を手に入れさせてやりたいと願う家族の姿は、心をホカホカさせてくれます。

そしてチャーリーは黄金切符を手にし、ジョウおじいちゃんとともに工場へ足を踏み入れるのです。

貧しいけれど心の豊かなチャーリーは、チョコレート工場の中でワンカや他の子供と触れあうたびに成長していきます。

 

わがままな子供と、甘やかす親

チャーリーが家族に愛され育てられ、心優しい少年であることが描かれる一方で、自分の子供を甘やかす親たちの姿も描かれます。

子供と同じく太った親。
なんでも与えてしまう親。
行儀が悪い子供を注意しない親。
子供に何も言えない親。

かなり極端に描かれていますが、親世代の人が読むと、自分の子育てを振り返ってドキッとする場面もありそうです。ジョウおじいちゃんがそんな親子たちに入れるツッコミも楽しいんですよ。

また、工場で働く小人のウンパッパ・ルンパッパ人(Oompa Loompa)たちの歌も、風刺がきいています。

 

映画はもちろん、小説も読んでみよう!

映画ももちろん面白いですが、原作小説にもたくさんの風刺とハッピーが詰まっています。結末が映画2本とは少し違うので、そこも楽しみに読んでみてくださいね。

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今回ご紹介した書籍

チョコレート工場の秘密
ロアルド・ダール(著)、評論社