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ついに完結!最終巻が発売された漫画作品【2018年2月】


2018年2月に最終巻が発売された10作品をピックアップしてご紹介します。
オトナ買いして読むのもおすすめですよ。

 

正体は天才ギャンブラー
『嘘喰い』

嘘喰い
迫稔雄(著)、集英社
全49巻

~あらすじ~
闇金に手をだし取り立てに追われる梶は、ある日パチスロ店で斑目貘(まだらめ ばく)と出会う。梶の甘さを指摘する貘は、梶の借金返済を手伝うと豪語するのだが……!?

 

「週刊ヤングジャンプ」で2006年24号から2018年3・4合併号まで連載されました。心理戦あり、暴力ありと、ハラハラ感がたまらない作品です。

貘の正体は「嘘喰い」の異名を持つ伝説の天才ギャンブラー。貘は過去に、賭郎の長・お屋形様の座を奪い取る戦い「屋形越え」に破れており、梶と行動をともにしながら、再びそれに挑もうとするのですが……?

 

回天に関わる青年たちの未来とは……。
『特攻の島』

特攻の島
佐藤秀峰(著)、芳文社
全9巻

~あらすじ~
主人公・渡辺裕三を含む100人あまりが、「生還を期さない兵器」であると説明される回天の希望調査を志願した。そしてとある島に送られた渡辺たちは、「人間魚雷回天」の創案者である仁科関夫と出会う。

 

「週刊漫画TIMES」で、2004年から2017年12月まで連載されました。

本作は、大戦末期の回天特別攻撃隊の史実を描いた作品です。「回天」とは、日本軍が開発した特攻兵器のこと。それに乗って出撃したら生きては帰れない、そんな「回天」に関わる青年たちの未来とは……。

実際にあった話だからこそ、とても考えさせられる作品です。

 

勇者vs魔王 のはずだけど……?
『あしたの今日子さん』

あしたの今日子さん
いわさきまさかず(著)、アスキー・メディアワークス
全7巻

~あらすじ~
千葉県柏市に、人間界の征服を企む魔王が君臨。聖剣エクスカリバーを抜き、まさかの3代目勇者となったのは女子高生の今日子だった。激しい戦いになるかと思いきや、魔王はとんでもないヘタレだった……。

 

『ケメコデラックス!』の作者・いわさきまさかずさんの作品。
「電撃大王ジェネシス」で2010年から連載されるも、同誌が2016年に休刊。その後「月刊コミック電撃大王」の公式サイトWebコミックとして連載が再会し、2018年2月10日に最終回を迎えました。

勇者というものに興味がないのに、なぜか増えていく個性的なパーティメンバーや魔界軍にツッコミをいれまくる今日子。千葉県柏市を舞台に繰り広げれられる、千葉愛詰まった日常コメディです。

 

あなたなら燐寸に何を妄想する……?
『燐寸少女』

燐寸少女
鈴木小波(著)、KADOKAWA
全6巻

~あらすじ~
大人びた少女・リンが売っている燐寸(マッチ)は、人の妄想を具現化する不思議な燐寸。ただしこの燐寸はあくまで妄想用で、願望用ではない。その燐寸を使った人々の行く先は……?

 

「ヤングエース」で2014年5月号から2017年12月号まで連載された1話完結のオムニバス作品。2016年には実写映画化しています。

ハッピーエンドか、それともバッドエンドかは燐寸を使う人それぞれ。人間の深層心理を照らし、中には皮肉交じりのお話もありました。みなさんだったらこの燐寸を使って、どんな妄想をするでしょうか。

 

行商人と狼の化身である少女の旅
『狼と香辛料』

狼と香辛料
小梅けいと(著)、支倉凍砂(原作)
文倉十(キャラクターデザイン)
KADOKAWA
全16巻

~あらすじ~
行商人・クラフト・ロレンスは、収穫祭中のパスロエ村に辿りつく。その夜、荷馬車の荷台に一人の少女がいることに気付くロレンス。狼の耳と尾を持つ少女は「豊作の神・ホロ」と名乗るのだった。

 

大人気ライトノベルのコミカライズ。「電撃マオウ」にて2007年11月号から2018年2月号まで連載されました。

中世ヨーロッパ風の世界を舞台に、ロレンスと狼の化身・ホロの旅を描いた作品。商人同士の駆け引き・頭脳戦も楽しめ、経済について学ぶこともできます。
様々な騒動を乗り越えてきた2人の旅の結末を、ぜひ見届けてくださいね。

 

兄妹に待ち受ける過酷な運命とは。
『ファイアパンチ』

ファイアパンチ
藤本タツキ(著)、集英社
全8巻

~あらすじ~
生まれながら奇跡を使える「祝福者」がいる世界。氷の魔女と呼ばれる祝福者によって、世界は雪と飢餓と狂気に覆われてしまった。そんな世界で生きる、再生能力を持った兄妹・アグニとルナ。炎を求める人々の中、2人を待ち受けるのは……。

 

集英社のWeb漫画誌「少年ジャンプ+」で2016年から連載された作品で、3部構成になっています。グロテスクなシーンも多いので、苦手な方はご注意を。

ある日村にやってきたベヘムドルグ王国の兵士のリーダー・ドマによって、ルナを失ったアグニの復讐の旅。壮大な世界観と、人間の本性や、心の奥底に眠る狂気を描いており、予想のできない展開に惹かれます。
物語は宇宙規模まで発展するので、ラストまで読んだらきっともう一度読み返したくなることでしょう。

 

テニス部だけど、テニスはしない!?
『てーきゅう』

てーきゅう
Piyo(著)、ルーツ(原作)、泰文堂
全15巻

~あらすじ~
亀井戸高校テニス部の4人組、ユリ・かなえ・なすの・まりも。4人は今日もテニスをするかと思いきや、ギャグ満載の笑いにあふれた日常を送るのだった!

 

2012年から「コミック アース・スター」で連載されるも、2014年に同誌が休刊。2015年からは、デジタル版「コミック アース・スター」で連載されました。2012年にはアニメ化もされています。(2017年に第9期まで放送)

タイトルだけ読むと「テニス漫画?」と思うかもしれませんが、その要素はほぼありません。
ユリ・かなえ・なすの・まりものテニス部4人組が送る日常を描く「スーパーハイテンションギャグコメディ」と称される作品。読めばクスッと笑ってしまいますよ。

 

平安 男女逆転物語
『とりかえ・ばや』

とりかえ・ばや
さいとうちほ(著)、小学館
全13巻

~あらすじ~
権大納言藤原丸光の2人の妻が、とき同じくして子供を産んだ。1人は「沙羅双樹の姫君」、もう1人は「睡蓮の若君」と呼ばれ成長していく。ところが、姫君は活発で賢く、若君は男嫌いで内気な性格になっていき……。

 

本作は、平安時代に書かれた『とりかへばや物語』(作者不明)を題材に漫画にした作品です。「月刊フラワーズ」で2012年9月号から2018年1月号まで連載されました。

「とりかへばや」とは、「取り替えたいなあ」という意味の古語。性別を偽って生きることになった2人の、性別を偽ったからこそ生まれる役割や葛藤などが描かれています。2人の恋の行方も気になる物語です。

 

激動の時代を描いたラブコメディ。
『明治失業忍法帖』

明治失業忍法帖
杉山小弥花(著)、秋田書店
全11巻

~あらすじ~
時は明治のはじめ。「鬼小町」と呼ばれる菊乃の父が、娘を心配して結婚相手を決めてしまう。その相手というのは、昼間から酒を飲んで楽しんでいる元忍・清十郎。結婚を拒否する菊乃だったが、ある日清十郎の秘められた力を目の当たりにして……。

 

「ミステリーボニータ」2010年8月号から、「月刊プリンセス」に連載の場を移して連載された時代ラブコメディ作品。ときにミステリー作品としても楽しめます。

江戸から明治になり戸惑う人々の様子が描かれており、学校に通うことのできない菊乃が懸命に生きる姿がとても眩しいです。菊乃のピンチに駆け付けてくれる清十郎との関係性も魅力的。時代背景も丁寧に描いています。

 

実の姉弟の禁断の恋
『インヘルノ』

インヘルノ
マツモトトモ(著)、白泉社
全5巻

~あらすじ~
離婚した両親が復縁することになり、1歳年下の弟・轟(ゴウ)に会えることを楽しみにしていた更(さら)。ところが久しぶりに会った轟は、更の知っている轟とはまったく別人のようになっていた……。

 

2013年第1号から「AneLaLa」で連載され、同誌が休刊になった後の2018年2月に電子版で完結しました。

「インヘルノ」とはポルトガル語で「地獄」。実の姉弟でありながら、互いに惹かれあっていく更と轟の禁断の恋を描いた作品です。最終回、はたして2人はどんな結末を迎えるのでしょうか……?

 

完結した作品を、また読んでみては?

ピックアップした10作品をご紹介しました。
まだ読んでいない作品、読んでいる途中になっていた作品など、完結を機会に読んでみませんか?

 

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