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村上春樹 著書『女のいない男たち』あらすじ


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女のいない男たち
村上春樹(著)
文春文藝
発売日: 2016/10/07

 

 

『女のいない男たち』あらすじ

深夜の電話で「妻が自殺した」と「エム」の夫から聞かされた僕。どこで暮らしているかもわからない昔の恋人「エム」の夫が、なぜ「僕」のことを知っていたか?

エムの死を知らされたとき、僕は世界で二番目に孤独な男になった……。

 

「サージェント・ペッパー」のような1冊

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2014年に「文藝春秋」に掲載された『ドライブ・マイ・カー』、『イエスタデイ』、『独立器官』、『シェエラザード』、『木野』に、書き下ろし作品『女のいない男たち』を加えた短編集です。

著者である村上春樹氏にしては珍しく、全編を通して中高年男性が主人公で、女性との別れを通して感じるアイデンティティの揺らぎを描いています。
そのため、女性より男性の方が本書への評価が高く、女性には理解できない「真の男心」が村上氏の世界観とともに詰め込まれていると絶賛されました。

村上氏によると、本書はビートルズのコンセプトアルバム「サージェント・ペッパー」のような感覚で執筆したそうです。
ご存じの方もいるかもしれませんが、『ドライブ・マイ・カー』と『イエスタデイ』はビートルズの名曲と同じタイトルです。
軽めのロックンロールではじまり、ファンタジー、そして重い余韻で締めくくる本書の構成からも、ビートルズへの思いが感じられます。

村上氏の世界観、真の男心、ビートルズのコンセプトに興味がある方にお勧めしたい一冊です。

本書『女のいない男たち』は日本国外でも人気が高い村上氏の作品ということもあり、中国語や韓国語をはじめ、多くのヨーロッパ言語に翻訳されています。

 

今回ご紹介した書籍
女のいない男たち
村上春樹(著)、文藝春秋

 

村上春樹氏の作品に登場する音楽を、作品毎に使用された箇所の情景にあわせてまとめてみました!