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続編も待たれる人気作品『空飛ぶ広報室』を読む


20170428-soratobukouhousithu1空飛ぶ広報室
有川浩(著)
幻冬舎
発売日:2012/07/27

 

 

あらすじ・本内容

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航空自衛隊の「ブルーインパルス」に憧れて自衛隊に入った空井大祐。ブルーインパルスへの採用が内定していたが、不慮の事故で戦闘機パイロットの資格を失うことに。
夢を絶たれた大祐が転属された航空幕僚監部広報室では、一癖も二癖もある先輩たちが待ち受けていた…。

 

ただのラブコメではありません!

自衛隊ものが得意な有川浩さんですが、本書『空飛ぶ広報室』は自衛隊からの売り込みがあったそう。
主人公の自衛官はもちろん、実際にあったエピソードや人物をモデルとしたリアリティのある小説です。
そこに有川節が加わることで、熱いキャラクターができ上がるのも魅力の1つ。いつの間にか、一癖も二癖もある登場人物を好きになってしまいます。

『空飛ぶ広報室』が刊行された翌年となる2013年には、新垣結衣さん、綾野剛さん主演でテレビドラマ化。
撮影は航空自衛隊の全面協力で行われ、本物の自衛官がエキストラとして出演しています。
ドラマでは主人公がTVディレクターの稲葉リカに変更され、原作と設定が異なるところもあります。小説もドラマも、読む人、見る人の心を爽快にしてくれるところが、人気の秘密なのかもしれません。

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普段はラブコメ要素が多い有川作品ですが、本書では甘さ控えめ。その分、有川さんの丁寧な取材が感じられる愛のある作品に仕上がっています。
また、3.11後に加筆された「あの日の松島」は、松島基地の被害や自衛官の被災活動が描かれています。彼らがどのような思いを抱えて活動していたのかがよく分かり、自衛隊への理解も深まるはずです。

 

今回紹介した書籍
空飛ぶ広報室
有川浩(著)、幻冬舎

⇒有川浩さんの作品をもっと知りたい方はこちら