ブックオフオンラインコラム
ブックオフオンライントップへ
ブックオフオンラインコラム > 本に出会う > 文学小説 > ブックオフオンライン「村上春樹作品」おすすめランキング

ブックオフオンライン「村上春樹作品」おすすめランキング


村上春樹ランキング

今年のノーベル文学賞が発表されました。村上春樹さんは受賞とはなりませんでしたが、新旧問わず人気の村上春樹作品、ブックオフオンラインの売上ランキングを作成してみましたので、これを機に、気になった作品を読んでみてはいかがでしょうか?

ブックオフオンライン村上春樹売上ランキング

2015年9月中古商品販売数で集計(ブックオフオンライン調べ)

 1位『ノルウェイの森』上・下巻 100点
 2位『海辺のカフカ』上・下巻    88点
 3位『風の歌を聴け』        73点
 4位『1Q84 BOOK3』 前・後編   63点
 5位『1Q84 BOOK1』 前・後編   61点
 5位『1Q84 BOOK2』 前・後編   61点
 5位『スプートニクの恋人』      61点
 8位『神の子どもたちはみな踊る』 59点
 9位『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 50点
 10位『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』 上・下巻 49点

 

25年以上たっても読み継がれる『ノルウェイの森』、『風の歌を聴け』が上位に

1位の『ノルウェイの森』は87年、3位の『風の歌を聴け』は79年の発表で、しかも長編作品第1作です。かなり長く読み継がれている証ですね。ちなみに2位の『海辺のカフカ』も2002年の発表なので、すでに10年以上経っています。

4位・5位の『1Q84』シリーズは、発売前には内容がほとんど明かされませんでしたが、予約数が記録的数字になり、発売前から重版されるなど話題になりました。

10位以内では、『神の子どもたちはみな踊る』が唯一、連作短編小説として9位にランクイン。春樹作品には他にも短編小説がありますので、読書が苦手な方は短編小説から読んでみるのもいいかもしれません。

9位は長編小説としては直近作となる『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』でした。これも『1Q84』同様、発売前に重版がかかる人気ぶりで、初版30万部だったものが、発売時点では4刷50万部になっていたそうです。これまた伝説的記録ではないでしょうか。

最近の作品ばかりでなく、発表時期に関わらず、どの作品も変わらずに読み続けられているというのはすごいですよね。
以下に上記のピックアップ作品をご紹介いたしました。ぜひ「次の1冊」のご参考に!

 

ピックアップ作品ご紹介

ノルウェイの森

37歳の僕は、ハンブルク空港に到着した飛行機のBGMでビートルズの「ノルウェーの森」を聴き、激しい混乱を覚えた。そして18年前(1968年)の学生時代のことを回想する。
学生運動の時代を背景として、主人公「僕」と、友人の恋人「直子」を軸に、様々な思春期の葛藤や人間模様、恋愛、喪失感などを巧みに描く。

 

海辺のカフカ

ギリシア悲劇と日本の古典文学を下敷きにした長編小説であり、フランツ・カフカの思想的影響のもとギリシア悲劇のエディプス王の物語と、『源氏物語』や『雨月物語』などの日本の古典小説が物語の各所で用いられている。
20代後半から30代前半の主人公が多い村上小説にしては珍しく、15歳の少年「僕」が主人公。

 

風の歌を聴け

「僕と鼠もの」シリーズの第1作。
当時の村上春樹と同じく1978年に29歳になった「僕」が、1970年21歳の時の8月8日から8月26日までの19日間の物語を記す、という形をとっている。
村上春樹らしくストーリーらしいストーリーがないが、淡々と流れていく時間とほろ苦く去っていく青春の一片を軽やかに描いている。

 

1Q84

スポーツインストラクターの青豆と、作家志望の予備校教師天吾、2人の物語。青豆と天吾は10歳の時に別れ別れになり、20年後の1984年4月に個別に1Q84年の世界に入り込む。さまざまな出来事、試練に遭遇したのち、12月に再会、手に手を携えて1984年の世界に戻る物語。

 

神の子どもたちはみな踊る

阪神淡路大震災後を題材にした作品で、短編6編を収録。震災を「間接的に」体験した人々の姿を描く。

 

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

多崎つくるは、木元沙羅と交際中だが、なかなか関係は進展しない。その原因として沙羅は、高校時代の友人から絶交されたことについてのわだかまりがあるのではいかと考え、つくる自身が当時の友人たちに会って直接話をすることで、事態を打開するように勧めるが・・・。

 

ブックオフオンラインの村上春樹ファンのおすすめは…。

ちなみに、ブックオフオンラインにも村上春樹作品のファンがいますので、何がおすすめか聞いてみました。

「どれも面白いですが、一つあげるなら『ねじまき鳥クロニクル』をオススメします。20年くらい前の作品ですが、個人的にはそれまでの作品とくらべて、文章も読みやすくなってきて、かつ最近の作品とは違う村上作品の良さを感じられる作品だと思います。」

10位以内にランクインはしていませんでしたが、「村上テイストが味わえた」という『ねじ巻き鳥クロニクル』がおすすめ、ということで教えてくれました!未読の方はチェックしてみては?

ちなみに今回インタビューした彼は、元々村上春樹に興味はなかったそうですが、「書店員なら読むべきでしょ!」と同僚にかなり推されて読んでみたらハマったんだとか。やはり一度は触れてみた方がよいのかもしれませんね(^^)

ねじまき鳥クロニクル

飼っていた猫の失跡をきっかけにバランスが少しずつ狂い始めた、雑誌編集者として働く妻「クミコ」。ある日クミコは僕に何も言わずに姿を消してしまう。僕は奇妙な人々との邂逅を経ながら、やがてクミコの失踪の裏に、彼女の兄「綿谷ノボル」の存在があることを突き止めていく。
村上の小説としては初めて、戦争等の巨大な暴力を本格的に扱った内容。

これから村上春樹作品に触れるという方、すでに何作か読んでいるという方もまだ読んでいない人気作があったら、改めて読んでみてはいかがでしょうか?


【おまけ】

他の作品も見てみたいという方はスマホ専用ですが、村上春樹特集をチェックしてみてください!

村上春樹作品は登場する「音楽」でも知られる作品です。そこで、音楽をピックアップした特集も作っちゃいました!(こちらはPC専用です。)

ライター

サカモト
サカモト
中学生の頃に歴史にハマった歴史好き30代。毎日のように本屋に行っては面白そうな本をあさってます。歴史関係のほか、漫画も好きです。