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濡れた本を元に戻す一番いい方法は「冷凍する」!?


カバンの中に入れていた本が雨で濡れてしまったり、本を半身浴のお供アイテムにしてうっかり濡らしてしまったり……。

本が濡れてしまった経験、誰でも一度はあるはず。

どうにか復活させたいと思っても、濡らしてしまった紙の“ゆらゆら”は手強いですよね。

調べてみると「凍らせる」「吸水紙をはさむ」など、いろいろな方法があるらしいのですが、どれが一番いい方法なのでしょうか。

 

濡れた本を元に戻す方法、実践してみました。

ずっと濡れた本の復活について気になっていたものの、なかなか機会がなかったのですが、先日子どもが水をこぼしてコミックにかかってしまったので「今だ!」と思って実践してみました。

3冊あったので、3パターンの乾かし方を試しています。

~今回の本の条件~
本の種類→コミック
濡れ具合→部分的に濡れていて、比較的軽度。全体的に湿ってはいるので紙は波打っています。

実践した方法は以下の3つ。

1、ドライヤーで乾かす
2、凍らせる
3、紙をはさんで自然乾燥

2の「凍らせる」が一番気になります!
果たして復活するのでしょうか――。

 

1、ドライヤーで乾かす

一番お手軽そうな、ドライヤーで乾かすという方法。

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ひたすらドライヤーで乾かしてみました。

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うーん、波打ったまま。
しかもゴワゴワで広がった気が…。

調べてみると、ドライヤーで乾かすのはあまり良くないとのこと。
急激に熱で湿気を飛ばすと、紙が変質してしまうみたいです。

ターボモードの大風量で乾かしたのがいけなかったのかも、と今更反省しています(泣)

今回は試していませんが以前スタッフが「本についたコーヒーや醤油シミの染み抜き法」を試したときに、紙のシワをストレートヘアアイロンで伸ばしていました。あまりひどいと無理らしいのですが、部分的にできた軽いシワは解消できるかもしれません。

 

今回はアイロンでは伸ばせなさそうなシワシワ具合だったので、平らな本を上に置き、さらに土鍋で上から押さえて放置してみました。

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果たしてどうなるか……?
結果は、最後に!

 

2、凍らせる

聞いたことのない方はびっくりするかもしれませんが、濡れた本は凍らせると復活する!と言われています。やり方は簡単。濡れた本を冷凍保存できるフリーザーバッグに入れ、ジップをせずに冷凍庫の中に入れておくだけ。(垂直に入れる)

“半信半疑”とはこのことか…と思いながらフリーザーバッグにイン!

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24時間以上冷凍、とのことでしたが、すっかり忘れていて48時間後に救出。まだゆらゆらしていたので、こちらも土鍋に乗せて放置――。

さて次は「自然乾燥」にチャレンジ!

 

3、紙をはさんで自然乾燥

さて、3冊目は「紙をはさんで自然乾燥」です。

紙は、吸水紙があればいいのですが、なければコピー用紙やティッシュなどでOK。色が移る可能性があるので、必ず白いものを使用してください。

今回はティッシュを使ってみました。

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このように、ティッシュをはさみ、立てて風通しのよい場所に置きます。
しばらくしたらはさんだ紙を取り換え、別のページにはさみ、乾かす。を何回か繰り返します。

だいぶ全体が乾いてきたところで紙を抜き取り、またまた土鍋を乗せてしばらく置いてみました。

さて、全部実験終了!ということで全部を比べてみましょう。

 

結果

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3パターン、並べてみました。

左が1のドライヤー、真ん中が2の冷凍、一番右が3の、紙をはさんで自然乾燥。

個人的に、真ん中の冷凍ワザがスゴイ!と思いました。

~考察~

1、ドライヤーで乾かす…急激に乾かすのはあまり良くないのは本当な様子。

2、凍らせる…あまりズブ濡れな本でないこと、しっかり重石をすることがポイント。何よりも乾かしたり紙を取りかえたりする手間もかからないので、一番楽でした。今回は大成功でしたが、調べると「微妙」という声も多々。“期待”しすぎるのも良くないのでしょうか…。でも試してみる価値はありそうです。

3、紙をはさんで自然乾燥…こちらは、ティッシュがいけなかったのかな?という所感です。ティッシュだとすぐビチョビチョになってしまうので、もう少し吸水性のある紙でもよかったのかもしれません。

 

大切な本は「うっかり」に注意!

もし上記の方法をお試しの際は、大切な本や資料の場合もあると思いますので、自己責任でお試しいただくようお願いいたします。

濡れてしまった本はどうしてもゴワゴワしてしまって完全に元通りにはなりませんが、もし一か八かで復活させよう!と思った時、上記の方法を試してみてはいかがでしょうか。

 

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